終戦80年、関西大学の人権教育講演会で笑いを通じて平和を学ぶ

終戦80年の特別講演会

2025年は終戦から80年を迎える年。この節目に、関西大学中等部・高等部では、戦争と平和について考える講演会が開催されます。12月20日（土）、同校の高槻ミューズキャンパスで行われるこのイベントには、お笑いコンビ「アップダウン」が登場し、原爆体験を伝える漫才を披露します。この講演会は、平和教育の一環として、中高生に対する人権教育の重要性を強調するものです。

時間と場所

この講演会は、10時から11時40分までの約1時間40分にわたり実施されます。参加する生徒たちは、「原爆体験伝承漫才」という形で、原爆による悲劇や平和の大切さを感じる機会となるでしょう。演目の一つ「希望の鐘」では、重いテーマがコミカルに描かれ、笑いを介して歴史を考えるきっかけとなります。

人権デーの意義

12月10日は「人権デー」として世界中で知られ、様々な人権擁護活動が行われます。昭和23年、世界人権宣言が採択されたこの日を受け、関西大学でも毎年人権教育講演会を実施。過去には、被災者の体験談やLGBT活動家による講演なども行い、生徒たちに人権問題の重要性を伝えてきました。

漫才を通じたメッセージ

「アップダウン」とは、日本のエンターテインメント界で評価の高いお笑いコンビです。彼らは漫才を通じて社会的なメッセージを伝えることに力を入れており、特に戦争や平和に関するテーマを扱った活動が注目されています。漫才の中に込められる想いは、若い世代が戦争を知らない今だからこそ必要であり、笑いを通じた教育の新たな形として多くの支持を集めています。

起きた変化

ターゲットとなる中高生にとって、平和について考えることは難しいかもしれません。しかし、笑いという親しみやすい手段を用いることで、戦争の悲惨さを少しでも理解し、命の尊さについて考える機会を提供できるでしょう。これにより、生徒たちが歴史を受け入れ、自らの生き方を見つめ直す契機を得ることを判で押したように期待しています。