株式会社商工中金MIRAIハーベストの設立
株式会社商工中金が10月、障がい者雇用の促進を目指す「株式会社商工中金MIRAIハーベスト」を設立した。この新会社は、商工中金が100%出資した子会社であり、多様な人材がやりがいを持って働ける職場環境の整備を目的としている。
障がい者雇用の重要性
商工中金は、ダイバーシティとインクルージョンを推進することで、すべての社員が健康で活き活きとした職場環境で働けることに重きを置いている。多様な価値観や能力を持つ社員が公平な機会を得ることで、全体の幸福度を高め、持続可能な経営を目指す。
MIRAIハーベスト設立の背景
MIRAIハーベストという社名には、多様性を包含し、商工中金グループ全体で未来を育み、共に実りを創出するという意味が込められている。同社は、障がい者がその能力をフルに発揮できるような職場づくりに取り組むことで、安心して働き続けることができる環境を整えていく。
将来の展望
商工中金は、MIRAIハーベストで得た経験やノウハウを活用し、中小企業への支援にも取り組む計画だ。この取り組みは、「企業の未来を支える」という商工中金の目的に沿って進められており、日本全体の変化を促進する一助となることを期待されている。
特例子会社の承認申請へ
今後、MIRAIハーベストは『障害者の雇用の促進等に関する法律』に基づく特例子会社の認定を申請する予定があり、2026年度中の認定を目指している。この特例子会社としての認定により、障がい者雇用率の算定で親会社と同じ事業所として扱われることになる。
会社概要
- - 所在地: 東京都東村山市美住町二丁目10番1号
- - 代表者: 船曵泰雄
- - 資本金: 1,500万円
- - 事業内容: 商工中金グループ内の事務受託等
- - 設立日: 2025年4月1日
- - 株主及び持分比率: 株式会社商工組合中央金庫(100%)
このような取り組みによって、将来的には障がい者の雇用が促進され、より多様な人材が活躍できる社会の実現が期待されている。商工中金MIRAIハーベストの設立は、企業としての責任を果たすだけでなく、日本の社会全体の多様性を高める一歩となるだろう。