老朽物件からの資産価値向上を目指す新プロジェクト『まいど14号』
大阪府寝屋川市に拠点を置く株式会社アンビシャスホームは、2025年1月1日より新プロジェクト『まいど14号』に着手することを発表しました。このプロジェクトは、『なにわファンド』を利用して老朽化した建物の再生を図るもので、特に築60年を超える長屋をターゲットとしています。
プロジェクトの目的
本プロジェクトの主な目的は、賃料収入を得ながら徐々に対象物件を更地化し、その後の土地活用を通じて資産価値を高めることです。不動産特定共同事業の手法を活用し、投資家からの出資を募って行うこの事業では、安定した収益が期待されています。
対象物件の特徴
対象となる不動産は八尾市北本町に位置する、築60年を超える木造連棟長屋です。耐用年数が22年とされている住宅用木造建築物において、劣化の進行を防ぐためには早急な対応が求められています。しかし、長期にわたり満室状態が続いているこの物件は、今後も継続的な収入が見込まれます。
近鉄八尾駅から徒歩約3分の好立地と、用途制限が緩いことから、様々なビジネスチャンスを秘めているこの物件は、不動産鑑定評価においても高い評価を受けています。そのため、資産価値の向上が期待できるのです。
空室リスクへの対応
本プロジェクトでは、空室が生じても新たな募集は行わず、投資家保護を最優先に考えた制度が導入されています。賃料収入が減少した場合でも、利回り目標を維持するための優先劣後システムが適用され、1年ごとにファンドの規模を見直し、再組成が行われます。これにより、投資家の元本保全に最大限の努力が払われます。
地域の活性化とSDGsへの貢献
このプロジェクトは、単に不動産の資産価値を高めるだけでなく、地域社会の活性化にも寄与することを目指しています。強制的な立ち退きを避け、自然な退去を待ちながら適切なタイミングでの更地化を行うことで、環境への負荷を最小限に抑える工夫もされています。地域特性に応じた再開発を通じ、住みやすいコミュニティを形成することにも力を入れているのです。
不動産特定共同事業を利用した新たなアプローチ
『なにわファンド』は、初心者でも気軽に参加できるような親しみやすい運営方針を掲げています。これまでに29のファンドを組成し、全て完売を達成しています。その実績は、この事業の信頼性を物語っています。特に女性トリオのチームによって運営されているこのファンドは、主婦目線でのサービス提供やコミュニケーションが特長です。
まとめ
大阪の地域活性化と資産価値向上を目指す『まいど14号』プロジェクトは、大きな可能性を秘めています。日本の空き家問題や地域の過疎化といった課題を解決する一助となることを期待しています。今後の動きに注目が集まります。