新ランサムウェア対策
2025-07-28 11:14:03

企業データを守る新たなランサムウェア対策『SentinelARGUS』の運用開始

企業データを守る最前線『SentinelARGUS』の誕生



デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社(以下、DIT)は、ランサムウェア対策に特化した新しいセキュリティソリューション『SentinelARGUS(センチネルアルゴス)』の本格運用を2025年7月1日に開始します。これにより、企業の重要なデータを守るための強固な防御システムが提供されます。

SentinelARGUSの特性と機能


『SentinelARGUS』の名称は「監視者」を意味する「Sentinel」に由来し、その役割を担うべく開発されました。このシステムは許可されたユーザーやプログラム以外からのファイル改変をリアルタイムでブロックします。ランサムウェアの攻撃は、企業データに対する脅威としてますます厳しさを増しており、特にウイルスや不正アクセスからの保護が求められています。具体的な機能として、以下の2点が挙げられます。

1. リアルタイムの侵入検知: 外部からのウイルス感染や不正アクセスを瞬時に検知し、対応します。
2. 改変の制限: 許可されていないアカウントからのアクセスを制限し、大切なデータが改ざんされるのを防ぎます。

これらの機能により、SentinelARGUSは企業のセキュリティを一新する存在となるでしょう。

開発の背景と経緯


近年、ランサムウェアを中心としたサイバー攻撃はますます巧妙になっており、特に企業に対する攻撃が増加しています。DITは「ランサムウェアの被害をゼロに近づけたい」という強い意志のもと、SentinelARGUSの開発に着手しました。

DITは、過去に成功を収めたWeb改ざん対策製品『WebARGUS(ウェブアルゴス)』で培った技術を基に、セキュリティの強化を図り、新たな市場ニーズに応える製品としてSentinelARGUSを位置づけています。

技術的挑戦と課題


SentinelARGUSの開発には、約3年間の研究開発期間が費やされ、その間に数々の課題に直面しました。特に、コア技術の制御ロジックの確立には高い技術への検証とともに、セキュリティ上の理由から詳細を公開できない部分が多くあります。この開発の過程では、ランサムウェアの特性やその被害の実態を徹底的に分析し、それに基づいた対策を講じてきました。

サイバー攻撃の深刻化


最新の調査によれば、企業に対するサイバー攻撃は年間を通じて増加し続けており、特にランサムウェアによる被害は広範囲にわたる影響を及ぼしています。具体的には、大手出版企業が攻撃を受け、巨大な金銭的損失が発生したことも報じられています。このため、企業規模や業種に関わらず、セキュリティ対策の強化は急務となっています。

SentinelARGUSの市場導入と今後の展望


SentinelARGUSは、一台あたり96万円(税抜)で提供され、2026年度までに100社への導入を目指しています。DITはセキュリティ製品の多様化と国際展開にも意欲的であり、今後の事業拡大に力を入れていく方針です。

DITのセキュリティブランド


DITは20年以上にわたり情報セキュリティに特化し、自社開発製品と他社との連携を強化することで、「DIT Security」ブランドを構築してきました。市場のニーズに応えるための製品開発を進めており、今後も革新的な技術とサービスを提供していくことが期待されます。

会社概要


デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社は、東京都中央区に本社を置き、業務系・組込み開発に強みを持つ独立系IT企業です。2002年に設立され、現在まで14期連続の増収増益を達成しています。特許技術を駆使した製品開発を進める中、セキュリティ市場においても急速に成長を続けています。

今後、SentinelARGUSを利用した安全なデータ管理の確立が進む中、DITの活動はより一層注目されることでしょう。


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会社情報

会社名
デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社
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