VR技術で看護教育を進化させる！長岡崇徳大学の新たな取り組み

新たな時代の看護教育

現在、教育の現場においてデジタル技術の導入が進んでおり、看護教育も例外ではありません。新潟県に位置する長岡崇徳大学が、このたびVR技術を活用した看護教育用システム「mcframe MOTION VR-learning」を導入しました。この新しい取り組みは、コロナ禍によって実習機会が制限された状況を受け、学生たちに新たな学びの場を提供することを目的としています。

導入の背景

長岡崇徳大学は、保健・医療・福祉分野の人材育成を専門とする看護単科大学で、地域に密着した教育を行っています。しかし、最近のコロナウイルスの影響により、実習の機会が減少し、学生たちの学習環境が厳しくなっています。このような状況下で、これまでのフルCGを使用したVR教材では、学習領域に柔軟に対応することができないという課題も浮かび上がっていました。

VR-learningの選定と特徴

長岡崇徳大学が「mcframe MOTION VR-learning」を選んだ理由は以下の通りです。
1. 統合実践演習に最適: 複数の学習分野を組み合わせた統合的な演習を行えるVR教材が自ら製作可能です。
2. 柔軟な教材作成: カリキュラムの進捗に合わせてシナリオを変更できる柔軟性を持っています。
3. 実写映像の活用: 実際の状況に近い体験を提供することで、演習と実習のギャップを減少させます。

導入の効果

VR学習システムの導入によって、以下のような効果が期待できます。

- コロナ禍で減少した実習機会をVR教材で補完し、常に学びの機会を確保しています。
- 教員が自らVR教材を編集することで、具体的なシナリオや学習目標に応じたコンテンツを柔軟にカスタマイズできます。

学生たちが対象とする臨床の実習場は限られており、特に手術室などはほぼすべての学生が体験できるわけではありません。しかし、VR教材を通じて、全ての学習者に平等に貴重な学びを提供することが可能になります。

学校の声

長岡崇徳大学からは次のようなコメントが寄せられています。
「VR-learningのおかげで、私たちが考えたシナリオに基づいた教材を作成することができ、教材もカリキュラムに合わせて変更できるため、幅広い応用が可能です。実写のVR映像を利用することで、実際の臨床状況に近い体験ができ、演習と実習のギャップを縮めることができます。」

教育の場における新たな挑戦が始まっています。VR技術の導入により、これからの看護教育はますます進化し、学生たちの未来の可能性を広げるでしょう。

mcframe MOTION VR-learningについて

「mcframe MOTION VR-learning」は、360度カメラを使用して撮影した実写映像をツールとし、学習者に没入感のある体験を提供します。自発的なトレーニングによって、実践的な知識や技術を習得できます。リリースから6年以上が経過し、既に90社以上の様々な業種に導入されています。この進化した学びの形が、看護教育にも新しい風を吹き込んでいます。