富士フイルム、DX化支援
2023-04-06 11:00:02
富士フイルムが製薬業界のDXを加速する新サービス開始
富士フイルムが製薬企業向けにDX化支援サービスを開始
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は、製薬企業と医療機関を結ぶ医薬品情報提供の新たなWebプラットフォームを構築し、このたび「医薬品情報提供DX化支援サービス」の提供を開始しました。このサービスは、製薬業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目指しており、特に医療情報担当者(Medical Representatives、以下MR)の業務負担を大幅に軽減することが期待されています。
近年、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、医師の業務負担が増加し、訪問規制も相まって、製薬企業と医師のコミュニケーションが難しくなっています。そんな中、富士フイルムは、MRが実施する市販直後調査のデジタル化を図るため、このプラットフォームを開発しました。全国の医療機関での新型コロナワクチンの市販直後調査を行う製薬企業を対象に導入が進められています。
この新サービスでは、MRが医師に対して行う安全性情報の確認依頼を、従来のEメールや郵送に加えてWebプラットフォームを通じて行うことができるようになります。これにより、医師の確認状況をリアルタイムで把握できるため、より迅速な情報伝達が実現されます。また、MRはどの医師にどの安全性情報を提供したのかを履歴として管理することができ、これにより約55%の業務時間削減が見込まれています。
医師も、必要な時に医薬品情報提供Webプラットフォームにアクセスすることで、安全性情報を容易に閲覧できるようになります。これにより、従来MRに都度依頼していた手間が軽減され、効率的に情報を利用できる環境が整います。また、医師は必要に応じて安全性情報に関する資材の閲覧や発注を行える仕組みも提供され、これまで以上にスムーズに情報を取得できるようになります。
富士フイルムは、20年以上にわたり60社以上の製薬企業に対して、印刷物の電子化や保管、さらには新薬申請業務支援などのドキュメントアウトソーシングサービスを提供してきた実績があります。このノウハウと業界特有の規制知識を活かし、コンサルティングからビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)まで多岐にわたるサービスを展開しています。これにより、製薬企業の業務効率化を不断に促進しています。
少子高齢化が進む中、医療現場での情報伝達がますます重要になる中で、富士フイルムは今後も製薬企業と医療機関との間の情報の流れをスムーズにし、製薬業界全体のDX化を一層推進していく方針です。この新サービスがどのように製薬業界を変革していくのか、引き続き注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂9-7-3ミッドタウン・ウェスト11階
- 電話番号
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