中四国地方の専門学校生による地域交通の新サービス提案
中四国地方で実践的な学びを提供する専門学校において、地域の交通課題に対する新たな解決策が提案されています。穴吹学園の学生たちは、「瀬戸内未来共創プロジェクト」と銘打ち、地域のタクシー運営に関する提案をするため、高松タクシー協会との情報交換を重ねてきました。
地域の交通課題に取り組む
昨年10月にスタートしたこのプロジェクトは、専門学校生が地域の課題に対して積極的に関わることを目的としています。彼らは、デザインやITなど異なる学科の知識を融合し、学問の垣根を超えた独自のアプローチで問題解決を目指しています。このような学際的な取り組みは、地域の持続可能な発展に大きく寄与しています。
特に、高松タクシー協会との対話は重要なステップでした。昨年11月、事務局メンバーと対面で行われたこの情報交換では、香川県におけるタクシー運営のさまざまな課題が取り上げられ、バス路線の廃止や統合といった交通サービスの問題についても意見が交わされました。学生たちは普段の生活におけるタクシーの利用状況や、デリバリーサービスでのアルバイト経験についても具体的な事例を共有し、情報交換の価値を高めました。
オンラインでの情報共有
また、広島県にある姉妹校の学生たちとも、オンラインプラットフォームを活用し、いつでもどこでもアイデアや気づきを共有しています。この連携により、各地の学生たちがリアルタイムで意見を交わすことが可能になり、より多様な視点からのアプローチが生まれています。
さらに、教員だけでなくIT業界やビジネス業界からのメンターも学生の活動をサポート。マーケティングや問題解決手法、法令に関する知識など、ビジネス運営に欠かせない情報提供も行われています。これらの支援が、学生たちの企画力や実行力を育成しています。
提案報告会の開催
そして、いよいよ期待の報告会が近づいてきました。学生たちの提案が発表されるこのイベントは、以下の詳細で行われます。
- - 日時:令和6年4月2日 14時~15時
- - 会場:専門学校穴吹デザインカレッジ(香川県高松市錦町1-3-5)
- - 電話番号:087-823-5500
報告会はオンラインでも視聴可能で、参加を希望される方は、事前にお申し込みが必要です。視聴希望の方は、次のメールアドレスに必要事項を記入して申し込んでください。
学生たちの新しいアイデアが地域交通にどのような影響を与えるのか、非常に楽しみです。参加者の皆さんの意見も交えながら、地元の未来を共に考える貴重な機会となることでしょう。