広島の酒蔵が生んだ新しい和酒「浄酎」とは
広島県呉市に本社を置くナオライ株式会社が、TBS系の経済番組『がっちりマンデー!!』主催の地方イベント『儲かりビジネスアワード』で最優秀賞を受賞しました。この企業は、日本酒業界の再生を目指す革新的なビジネスモデルを展開しています。特許技術「低温浄溜®」を使用して、日本酒を高付加価値のスピリッツ「浄酎-JOCHU-」へと変貌させる取り組みが高く評価されたのです。
浄酎の革新と特徴
ナオライが生み出す「浄酎」は、厳選した純米酒を低温で蒸留し、日本酒の豊かな香りや風味をそのまま残しています。アルコール度数は41度ながらもまろやかさを持ち、熟成することでさらなる深みが増すのが特徴です。この新しい和酒は、焼酎やウイスキーとは異なる独特の飲み口を持ち、国際的な市場でも注目されています。
受賞の背景とビジョン
ナオライの試みは、地域の酒蔵と連携して新しい価値を創造する「浄酎モデル」です。これにより、酒蔵の存続や地域経済の活性化が促進されることが期待されています。2026年には全国8拠点、2028年には47拠点の浄溜所を展開し、600の酒蔵との連携を目指しているナオライは、さらなる持続可能な酒文化の確立に向けて意欲的です。
審査員の評価と反響
受賞の際、獺祭の桜井会長をはじめとする審査員からは、ナオライが蒸留酒市場における新たな可能性を秘めているとの評価が寄せられました。特許技術による明確な差別化が、ナオライのビジネスモデルの強みとして際立っています。これにより伝統と革新が合わさり、地域資源を活かした持続可能な酒文化が育まれることを期待されています。
酒蔵再生と地域への貢献
ナオライは、地元の酒蔵と連携しながら「浄酎」の生産を通じて、日本の酒文化の継承だけでなく、地域経済の維持にも力を入れています。新たな収益源の創出や地域雇用の創出はもちろん、観光誘致にも貢献し、地域への関心を高める施策を展開しています。
期間限定ショップのお知らせ
ナオライは2025年10月29日から12月1日まで、東京・銀座の商業施設「GINZA SIX」で期間限定ショップを開催します。そこで広島の「浄酎-JOCHU-」をはじめ、他の地域の日本酒を用いた浄酎の展示販売が行われます。
地域に根ざした酒文化の再生を目指すナオライは、日本酒の未来だけでなく、地域社会の持続可能な発展にも寄与する存在となっています。今後の動向にぜひ注目したいところです。