シェアリングエコノミー協会、中国支部を広島に設立!
一般社団法人シェアリングエコノミー協会(以下、協会)は、新たに中国支部を広島に設立しました。この支部の設立は、地域企業、自治体、地域市民が連携し、シェアリングエコノミーを地域に根付かせるための重要なステップです。
中国支部の設立背景
全国に拠点を持つ協会は、すでに関西、九州、沖縄、東海、東北、四国、北海道に支部を展開しており、これが8番目の支部となります。新たに就任した支部長の谷口千春氏は、瀬戸内地域を拠点に地域人材の発掘や育成を手掛ける実績があります。
広島は「平和文化都市」として世界的に認識されているため、ここでの活動は特に意味深いとされています。谷口氏は、この地域で「共創」を重視し、未来を共に築いていくためのネットワークを形成したいと述べています。
地域への期待
広島県の湯﨑英彦知事は、中国支部の設立を心から祝福し、地域社会の活性化に期待を寄せています。現在の日本では、人口減少や少子高齢化、デジタル化が進行しており、地域の経済成長が懸念されています。こうした中、シェアリングエコノミーは新しい経済活動の形態として注目を浴びており、特に地域資源の有効活用が期待されています。
コミュニティの大切さ
環境副大臣の小林史明氏は、地域活性化における「コミュニティ」の重要性を強調しています。シェアリングエコノミーが地域の課題解決に寄与するモデルとして、不同のプレイヤーが協力し合う「循環型の地域モデル」の推進が重要だと述べています。
彼は新たなコミュニティ形成の場となる「miobyDoTS」から、さまざまなイノベーションが生まれることを期待しています。
設立記念イベント「Beyond the SHARE」
中国支部の設立を記念したイベント「Beyond the SHARE」が2025年5月31日に広島新駅ビルの「miobyDoTS」で開催されました。このイベントには約300名が参加し、シェアリングエコノミーに関する講演や事例紹介が行われました。登壇者には、地域の経済や社会に関与する多様な専門家が揃い、シェアの可能性について熱い議論が交わされました。
とりわけ、地域課題の解決に向けた新しいアイデアや実践が紹介され、参加者たちにとって有意義な体験となりました。
まとめ
これからのシェアリングエコノミー協会中国支部の活動は、広島を中心に新たな芽を育て、地域共同体の活性化に寄与する存在となるでしょう。協会自体も、持続可能な共生社会を目指し、一層の努力を続けていきます。地域の皆さまの参加と協力をもって、より良い未来を築いていきましょう。