岡山大学の新装置
2025-11-17 00:04:21

岡山大学、クライオトモグラフィー装置「Arctis」を西日本に初導入し研究環境を強化

岡山大学が革新をもたらすクライオトモグラフィー装置「Arctis」を導入



国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区)は、2025年11月1日より新型クライオトモグラフィー用のクライオプラズマFIB-SEM装置「Arctis」を使用可能にします。この装置の導入は、西日本における初のケースとなります。

「Arctis」は、切り取った試料をそのままクライオ電子顕微鏡に装着できることが特長で、研究環境の向上を目的として導入されました。最新技術を駆使し、異分野基礎科学研究所(津島キャンパス)に設置されます。この新しい装置は、既設のクライオ電子顕微鏡「KriosG4」と組み合わせることで、細胞の構造を生きたまま観察することを可能にします。

高度な解析が可能に



「Arctis」の優れた機能により、厚い試料においても電子顕微鏡が有効に機能します。これにより、細胞内からタンパク質を精製することなく、そのままの状態で観察できるメリットがあります。具体的には、細胞の生きた状態を保ちながら、リアルタイムでその構造を詳細に分析することができます。この新技術は、生命科学研究の新しい境地を切り開くことが期待されています。

共用化の強化



岡山大学では「Arctis」を学外にも広く開放し、共同利用が可能です。研究者たちは、この装置を通じて他の研究機関や企業との連携を深め、新たな発見に繋げることができます。利用を希望する場合は、岡山大学のコアファシリティーポータルから予約が可能です。これにより、多くの研究者がアクセスしやすくなり、研究の進展が大いに期待されます。

研究における価値



「Arctis」は、これまでにない高解像度での細胞構造解析を可能にし、研究者たちに新たな挑戦をもたらします。国立大学法人岡山大学は、持続可能な開発目標(SDGs)を支援し、地域中核・特色ある研究大学として、国内外の研究機関と協力しながら新たなイノベーションを生み出すことを目指しています。

結論



この新たなクライオトモグラフィー装置の導入は、岡山大学にとって次なるステージへの一歩となります。研究者は、この機会を通じて、より深い科学の探求を始めることができるでしょう。今後の研究活動から目が離せません。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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