ジャイアンツタウン水族館
2025-01-23 15:30:26

東京ジャイアンツタウンに新たに誕生する水族館の全貌

2023年10月23日、東京都稲城市で読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社が共同開発する「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)内に水族館の施設計画が決まり、起工式が執り行われました。この水族館は、3月1日にオープン予定のジャイアンツタウンスタジアムに隣接し、東京ジャイアンツタウンを訪れる皆様に新たな体験を提供するために設計されています。

この水族館は、地下1階、地上3階建てで、総面積は9,874㎡にわたります。内装は人工海水を使用する本格的な内陸型水族館で、訪問者は専用の駐車場や飲食施設と連携した歩行者用ブリッジを利用することで、スムーズに施設内を巡ることが出来るよう計画。観覧スタンドから水族館へのアクセスも簡単で、観客はスタジアムの芝生外野席から直接水族館へと向かえるつくりとなっています。

水族館は「生きものの世界を人が訪れ、同じ時間を共に過ごす」というテーマで設計されており、大自然の海中環境を再現します。多摩川から海、浅瀬から深い海へのストーリーが展開され、館内に足を運ぶことで1.5時間から2時間程度の充実した体験が待っています。各エリアは「多摩川エリア」「クラゲエリア」「アシカ・ペンギンエリア」などに分かれており、入場すると遊園地に隣接するフラワーパーク「HANA・BIYORI」で繁殖したコツメカワウソが出迎えます。

特に注目されるのは、関東最大級の1,300トンの水量を誇る大水槽です。この大水槽では、サンゴ礁をテーマにした水中回廊が設けられ、訪問者は360度の視点で美しい海の生態系を楽しむことができます。また、「アシカ・ペンギンエリア」には、よみうりランド遊園地から新たに移住したアシカたちが暮らし、その姿を間近で観察することが可能です。

地域の子供たちが地元の生態系を学べる環境も整えられており、学校と連携したプログラムが提供されます。深海の不思議や太古の生物を感じる「深海・太古エリア」には、1967年にフランス政府から寄贈されたシーラカンスの標本も展示される予定です。さらに、年間を通じて新しい魅力を発信する企画展示ホールも設けられ、多彩なイベントが開催される予定です。

読売ランドは過去に「マリンドーム海水水族館」を運営していた経験もあるため、そのノウハウを活かした生き物との距離感を大切にし、心に残る感動体験を提供することを目指しています。安全も最優先に考えられ、起工式では読売新聞グループ本社の社長や稲城市の市長らが出席し、工事の成功を祈念しました。

「水族館は完成すれば、東京ジャイアンツタウンの中心的存在になります。野球場と水族館が一体となることで、多くの人々に行ってみたいと思われる場所となることを目指しています」と山口社長は述べています。稲城市の髙橋市長も、この新たなアミューズメントパークが東京の観光名所になることを期待し、地域活性化への寄与に期待を寄せています。

この東京ジャイアンツタウンの一部として誕生する水族館は、スポーツとエンターテインメントの融合を体現し、訪れる全ての人々に新たな感動と経験を提供することでしょう。オープン予定は2027年を視野に入れた計画となっています。今後の進展が楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社よみうりランド
住所
東京都稲城市矢野口4015番地1
電話番号

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