金沢でミニチュアドールハウスの世界展が開催
2025年9月12日(金)から10月13日(月・祝)まで、金沢21世紀美術館にて「ミニチュアドールハウスの世界展」が開催されます。この展覧会では、日本で活躍する多くの作家たちによる、素晴らしいミニチュアの作品が展示されます。平日、休日を問わず、多くの来場者が楽しめる内容となっています。
ミニチュアドールハウスの歴史
まずこの展覧会のテーマであるドールハウスについて少し触れてみましょう。ドールハウスは、ヨーロッパで貴族のコレクションや教育玩具として発展し、すぐに子どもたちのおもちゃへと広がりました。それに対して、日本でもひな人形や豆本、江戸小物といった形で独自のミニチュア文化が根付いてきました。1970年代に入ると、ドールハウスはただの玩具にとどまらず、作家による芸術作品としても評価されるようになりました。
作品紹介
本展では、日本とヨーロッパのドールハウスの魅力を余すところなく体感できます。例えば、映像技術を取り入れたミニチュア作品で知られる作家・小幡耕一は、「光と影」をテーマに独自の視点で作品を制作しています。また、アンティークスタイルのドールハウスを得意とする工藤和代の作品も見逃せません。彼女はシルバニアファミリーをカズヨスタイルにアレンジした作品を発表しており、その色合いや素材感に多くのファンを持っています。
木下幸子は、繊細な手仕事と独特の世界観で、ロマンティックなミニチュア作品を展示します。彼女の作品は、日常の中に潜む物語が感じられるもので、その魅力に多くの人が惹かれています。
さらに、金魚をモチーフにした小林美幸の作品や、和風ミニチュアの専門家である木村浩之の作品も展示され、そのすべてが個性的で魅力にあふれています。
入場情報
入場料は大人1,200円(前売り900円)、高校・大学生700円、小・中学生700円(前売り500円)で、未就学児は無料です。チケットは、各所で購入可能で、特別割引もあるため、実際に訪れる方はぜひチェックしてみてください。
また、展覧会オープニングイベントが9月12日(金)に開催され、作家による作品解説も行われる予定です。この機会に、直接作家と触れ合い、作品の背景を知る良いチャンスです。
特別展示とグッズ販売
会場では、作家たちのオリジナルグッズや作品も販売されます。一点物の商品もあるため、早めの来場が推奨されます。これらの作品を手にすることで、展覧会をより一層楽しむことができるでしょう。
この「ミニチュアドールハウスの世界展」は、異なる時代や国のドールハウスの歴史を知る良い機会でもあり、興味深い作品群が揃っていますので、ぜひ足を運んでみてください。
詳しい情報は
公式ホームページをご覧ください。