三菱商事が導入したプロシップの固定資産管理ソリューションとは

プロシップが提供する新しい固定資産管理ソリューション

株式会社プロシップは、三菱商事株式会社に「ProPlus 固定資産管理ソリューション」を導入したことを発表しました。これにより、固定資産管理の効率化が大きく進展することが期待されています。このシステム導入は、単なる技術的なアップグレードに留まらず、業務全体における生産性の向上を追求したものです。

導入の背景と課題

三菱商事は、過去20年以上にわたり使用していた固定資産管理システムの老朽化を理由に、新たなシステムへの移行を決定しました。従来のシステムはSAPを基盤に独自に構築されたものでしたが、運用コストが高まり、新たな製品サポートの終了が懸念される中で、迅速な対応が求められていました。さらに、従来の自社システム開発から、合致した業務プロセスに基づいた標準機能の導入を求める流れへのシフトも背景にありました。

三菱商事は、業務要件のほとんどをカバーする豊富な標準機能を持つ「ProPlus」を選択し、このパッケージの採用に至りました。

システム選定の理由

システムの選定にあたり、三菱商事が重視したポイントには以下のことが挙げられます。

1. 固定資産管理の専門性: プロシップは固定資産管理に特化したベンダーであり、法改正への迅速な対応が可能です。
2. 実績: プロシップのグループ企業で既に「ProPlus」が導入されており、その標準機能がほぼ全ての業務要件に適合することが確認されました。
3. システム統合: SAPとの豊富な連携実績が、導入を後押ししました。
4. リーダーシップ: プロジェクトマネージャーの高いリーダーシップと、ITのみならず固定資産及び会計・税法に精通している点も評価されました。

導入効果

「ProPlus 固定資産管理ソリューション」の導入により、以下のような効果が見込まれています。

- 業務プロセスの見直し: 標準機能に応じた業務フローの再構築により、全体の業務効率が向上します。
- 資産の一元管理: 固定資産管理システムでは計上していなかった資産も一元的に管理できるようになり、業務の簡略化が進みます。
- 業務量の削減: 償却資産税の申告業務に関しては、ProPlusが電子申告（eLTAX）に対応しているため、作業負担の軽減が期待されています。

今後の展望

三菱商事は今後、新リース会計基準への早期適用を視野に入れています。プロシップの先進的なアプローチにより、この新基準への対応体制が評価されています。プロシップは今後も三菱商事のシステム運用に最適な支援を続けていく考えです。

プロシップとは

1980年に設立されたプロシップは、固定資産管理に特化したパッケージシステムを提供し、40年以上にわたり業界をリードしています。現在、5,300社以上の導入実績を抱え、特に大手企業においてその信頼性が高い評価を受けています。そのため、これからの固定資産管理システムの基盤としてプロシップのサービスはますます重宝されることでしょう。