放送業界のDX戦略
2023-01-10 15:00:01
日本テレビと松尾研究所が放送業界DXの未来を切り開く共同研究を開始
日本テレビと松尾研究所が放送業界のDXを目指す
日本テレビと松尾研究所は、放送業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた共同研究を始めました。放送業界では、複雑な業務が多く、人力で対応せざるを得ないために工数が逼迫しているという課題があります。このプロジェクトは、AIを活用して視聴率の予測やハイライト動画の自動生成に取り組むことで、業務の効率化を目指しています。
プロジェクトの概要
視聴率予測の革新
視聴率の予測では、過去のデータだけでなく、同時間帯に放送される裏番組や特別なイベントなど多くの要素を考慮しなければなりません。これにより予測担当者の作業工数が増大するという問題があります。そのため、松尾研究所は自然言語処理や時系列予測を活用した新しい視聴率予測モデルの開発に着手しています。これにより、多様な変数を統合的に分析し、より正確な視聴率の予測が可能になります。
ハイライト動画の自動生成
ハイライト動画の制作は従来、人手に依存していたため、時間とリソースを必要とする難しい作業でした。しかし、このプロジェクトでは、特にスポーツ中継などにおいて、物体検知や顔認証技術を使って重要なシーンを自動的に抽出し、機械学習によって制作する取り組みが進んでいます。これにより、コンテンツを迅速に公開したり、他のメディアに販売したりする新たな可能性が開かれるでしょう。
コメント
松尾研究所 取締役 鈴木慎司
「株式会社松尾研究所は、産学共創によるイノベーションを進めることを目指しています。今回の日本テレビとの共同研究では、私たちのデジタル技術を活用し、放送業界の高度化と付加価値の向上を実現することを目標にしています。」
日本テレビ放送網株式会社 取締役執行役員 黒崎太郎
「放送事業におけるDXの推進に私たちは常に挑戦し続けています。新たなテクノロジーを活用し、業務の生産性向上を目指すこの取り組みが、業界全体に良い影響を与えることを期待しています。」
結論
この共同研究により、日本テレビと松尾研究所は、放送業界に新たな風を吹き込み、デジタル化の推進に注力しています。視聴率予測の精度向上や、自動ハイライト動画生成の実現によって、より効率的で魅力的なコンテンツ制作が可能になるでしょう。今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社松尾研究所
- 住所
- 東京都文京区本郷6丁目25−14
- 電話番号
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