SDGsでの日本の大学評価
2022-04-28 03:00:01
日本の大学が持続可能な開発目標(SDGs)で世界的な評価を獲得
日本の大学が持続可能な開発目標(SDGs)で世界的な評価を獲得
2022年のTimes Higher Education (THE) インパクトランキングで、日本の大学が持続可能な開発目標(SDGs)に向けた取り組みで素晴らしい評価を受けました。特に、北海道大学と京都大学は、総合ランキングでトップ20に名を連ね、多くの区分で高評価を受けています。
総合ランキングの成果
北海道大学は総合10位にランクイン。SDG2(飢餓をゼロに)で1位を獲得し、SDG14(海の豊かさを守ろう)で17位、SDG15(陸の豊さを守ろう)で18位、SDG17(パートナーシップで目標を達成)では12位の成績を収めています。これに対して、京都大学は総合19位を達成。特に、SDG2において3位、SDG9(産業と技術革新の基盤をつくろう)で16位、SDG14では15位にランクインしています。
国内のSDGsに関する動向
日本全体では、SDG2(飢餓をゼロに)で111の大学が上位100に入り、さらに74の大学が各SDGs目標のランキングでもトップ100に名を連ねました。筑波大学、立命館大学、慶應義塾大学がそれぞれSDG1(貧困をなくそう)で28位、35位、49位に入ったことも注目に値します。
また、SDG3(すべての人に健康と幸福を)においては名古屋市立大学が21位、獨協医科大学が27位、徳島大学が34位に評価されています。これらの結果から、日本の大学が持続可能な社会の実現に向けて、より一層意義ある役割を果たしていることが分かります。
世界の中での位置付け
インパクトランキングは、世界中の110の国と地域から1,524の教育機関が参加する中で、日本は参加大学の数で2番目となり、84の大学がランクインしました。特に北海道大学は世界での評価が高く、総合ランキングでトップ10に入っていることは非常に誇らしい成果と言えるでしょう。
オーストラリアのウエスタンシドニー大学が総合ランキングで1位を獲得する中、日本はその実績を活かしてさらなる成長を目指す必要があります。国連のSDGsは、持続可能な開発に向けた努力が全ての国、全ての地域において求められる中で、大学の役割がより一層重要になっています。
今後の展望
THEの最高知識責任者Phil Baty氏は、「タイムズのインパクトランキングは、大学が世界をどのように改善しているかに基づいてグローバルな高等教育の卓越性を再定義しています」とコメントしています。これは、大学がその影響を測定し、持続可能な開発目標達成に向けたベストプラクティスを共有する重要性を示しています。
学生や政府がこうした取り組みに注目し、要求が強まる中、日本の大学がこれからも持続可能な社会構築に貢献し続けられることが期待されます。今後も、新たな取り組みや研究の推進によって、日本が持続可能な開発の先導的役割を担っていくことを願ってやみません。
会社情報
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