伝統工芸の担い手
2024-07-30 17:27:18

第5回三井ゴールデン匠賞が選んだ20組の伝統工芸担い手とは

第5回「三井ゴールデン匠賞」が選出した伝統工芸の担い手



第5回「三井ゴールデン匠賞」の入選者が決定しました。この賞は、日本の伝統工芸の持続と発展に貢献する個人や団体に贈られるもので、今回は20組が選ばれました。近年、伝統工芸は世界中で注目を集めており、特にインバウンド需要の高まりがその背景にはあります。しかし、後継者不足などの課題も抱えているため、今回の受賞者たちはその独自の技術と情熱で職人技を未来へ繋ぐ重要な役割を果たしています。

入選者には、地域の特色を生かした作品を手がける職人たちが名を連ねています。青森県の木村正人は「津軽塗」で入選し、長年受け継がれてきた伝統に新たな可能性を見出しています。東京都の東京水引は団体として応募し、「世界と時代を結ぶ」作品を表現しています。

各地域からの入選者一覧



東北地区


  • - 青森県: 木村正人 (津軽塗)

関東地区


  • - 東京都: 東京水引 (水引細工)
  • - 神奈川県: 氣賀澤雅人 (硝子切子)

中部・北陸地区


  • - 新潟県: 足立照久 (寺泊山田の曲物)
  • - 新潟県: 小田和生 (村上木彫堆朱)
  • - 富山県: 東中江和紙加工生産組合 (越中和紙)
  • - 富山県: 株式会社二上 (高岡銅器)
  • - 石川県: 池田 晃将 (蒔絵・螺鈿)
  • - 石川県: 針谷絹代 (山中漆器)
  • - 石川県: 彦十蒔絵 (輪島の変塗)
  • - 石川県: 久恒俊治 (加賀友禅)
  • - 岐阜県: エゴノキプロジェクト実行委員会 (岐阜和傘)
  • - 岐阜県: 小栁津仁 (山中和紙)

近畿地区


  • - 三重県: 伊藤亀堂 (鈴鹿墨)
  • - 京都府: 板敷惠子 (神棚)
  • - 大阪府: 木下らんま店 (大阪欄間)

中国地区


  • - 島根県: 社会福祉法人 いわみ福祉会 (石見神楽の全装具類)
  • - 島根県: 広瀬絣技術保存会 (広瀬絣)

九州地区


  • - 福岡県: 太田富隆 (小石原焼)
  • - 大分県: 別府竹製品協同組合 (別府竹細工)

この中から「三井ゴールデン匠賞」の受賞者が2024年10月に発表されます。さらに、一般の方々が参加できるオーディエンス賞の投票も行われ、伝統工芸を身近に感じてもらう機会が設けられます。受賞者を称える贈賞式は2025年1月に予定されています。これにより、さらなる日本の伝統工芸の魅力を発信し、次世代に継承していくことが期待されます。

伝統工芸の魅力と未来



今回の入選者たちが展開する作品は、それぞれが独自の技術やアプローチを持ちながら、日本文化を象徴するものとなっています。例えば、足立照久氏の寺泊山田の曲物は、古い材料を再利用することで新たな価値を生み出しています。一方、伊藤亀堂氏は1200年以上続く伝統技術を活かし、鈴鹿墨の新しい可能性を模索しています。

このように、各地の職人たちは伝統を守りながらも、常に新しい挑戦を続けているのです。三井広報委員会は、この努力を支援し、日本の伝統工芸文化の持続可能性を高めるために、「三井ゴールデン匠賞」を通じて今後も注目していくことでしょう。日本の伝統がこれからも生き続け、多くの人々に感動を与えられることを願ってやみません。


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