CO2回収植物工場の実証
2024-07-03 15:00:22

空気中のCO2を回収して野菜を育てる!JR西日本とCarbon Xtractが植物工場の実証事業を開始

空気中のCO2で野菜を育てる!JR西日本とCarbon Xtractが植物工場の実証事業を開始



JR西日本、Carbon Xtract、スパイスキューブの3社は、連携して、空気中のCO2を回収するm-DAC®技術を活用した植物工場の実証事業を実施することを発表しました。本事業は、大阪府「令和6年度 カーボンニュートラル技術開発・実証事業費補助金」に採択され、補助事業として実施されます。

実証事業の内容



今回の実証事業では、Carbon Xtractが保有するm-DAC®技術とスパイスキューブの屋内の植物工場を組み合わせ、空気中から回収したCO₂を用いて光合成を促進し野菜を育てる実験を行います。実験は、大阪・関西万博開催期間中に大阪環状線弁天町駅で行われる予定です。

実験中は、m-DAC®技術を活用した植物工場の目指す世界観について、キャラクターを用いたPR活動も展開されます。この取り組みは、小型分散型のDAC(Direct Air Capture)装置によって空気中から回収したCO2をその場で利活用する世界初の試みとなります。

m-DAC®技術とは?



m-DAC®技術は、Carbon Xtractが保有する、空気中のCO2を回収する世界初の技術です。圧倒的に高いCO₂透過性を持つ革新的な分離ナノ膜技術を用いて、膜分離により空気中のCO₂を回収します。従来の大型工場のようなサイズのDAC装置とは異なり、m-DAC®技術は、小型で場所を選ばずに空気中のCO₂の回収を可能にするのが特徴です。

実証事業が目指す姿



本事業では、m-DAC®技術を用いた植物工場を駅や都市部各所に設置し、CO2を回収しながら新鮮な野菜を栽培することで、都市部でのCO2回収・有効活用を進めていくことを目指しています。栽培された野菜は、近隣の店舗やレストラン、駅を利用するお客様に販売され、お客様に身近に感じてもらえる新しいCO2削減モデルの社会実装を目指します。

親しみやすいキャラクター「McDacTM」でPR



都市部でのCO2回収・有効活用を、お客様に身近に感じてもらうため、親近感を持ったキャラクター「McDacTM(マクダックTM)」によるプロモーションを、大阪・関西万博開催期間中の実証実験期間中に展開する予定です。

まとめ



本事業は、空気中のCO2を回収して有効活用することで、環境問題への貢献と都市部での食料生産の両立を目指す画期的な取り組みです。m-DAC®技術を活用した植物工場の展開は、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となることが期待されます。


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