デジタルデータソリューション、山口大学内に新オフィスを開設
デジタルデータソリューション株式会社が山口大学内に新たな拠点「山口オフィス」を開設しました。このオフィスは、山口県のサイバーセキュリティ支援体制を強化するための重要な施設となります。特に、地域の大学との産学連携をもとに、地域の課題に迅速に対応できる体制を整えることが期待されています。
山口オフィスの開設背景
山口大学内に設置された「ラボリエ」は、「山口ディープテック産業イノベ・リノベハブ」という名称で、地域のイノベーションを促進するための拠点です。デジタルデータソリューションは、このラボリエ内に山口オフィスを設けることで、地域のデジタルリスクの対策に取り組むことを決定しました。地域ごとに異なる課題やニーズを把握するため、自治体や企業との接点を持って支援体制を構築することを目指しています。
キックオフフォーラムでの発表
2026年7月6日、山口大学常盤キャンパスでは、キックオフフォーラムが開催されました。代表取締役社長の熊谷聖司氏が登壇し、地域産業を守るためのサイバーセキュリティについて、情報漏えいのリスクとその対応策に関する考えを語りました。特に、氏名や住所などの個人情報がダークウェブで不正に売買される危険性が高まっていることを指摘しました。この脅威を認識し、地域の情報資産を守るためには、まず被害状況を把握することが重要であると強調しました。
地域の実情の把握と詳細調査
地域の自治体や医療機関、教育機関を対象にした調査を行い、サイバー攻撃や情報漏えいの実態を明らかにする考えを示しました。これにより、地域のサイバーリスクを可視化し、適切な対策を検討する基盤を築く狙いがあります。また、山口大学の学生を対象に、サイバーセキュリティの専門性を活かせる職業選択の機会を提供していく方針です。将来的には、地域で活躍する専門的な人材を育成し、地元企業を支える強固なサイバーセキュリティ体制を構築することを目指します。
地元自治体と大学の期待
山口県宇部市の篠﨑圭二市長は、ラボリエの開設を歓迎し、山口大学の研究成果が地域産業の発展につながることを期待しました。大学の医学部や工学部の有する強みを活かし、地域の発展に寄与する取り組みが進められています。篠﨑市長は、大学と行政、企業の連携が地域経済の活性化をさらに進めるだろうとの見解を示しました。
一方で、山口大学の谷澤幸生学長は、大学の持つ人材や研究成果を地域に還元し、新たな価値を生み出す重要性を訴えました。様々な分野で進められている研究が地域社会に役立つよう、ラボリエを活用していく方針が示されています。
今後の取り組み
デジタルデータソリューションは、山口オフィスの開設を機に、山口大学や地域の関係機関との協力を強化していきます。地域の現場での調査を元に、サイバーリスクの可視化、被害の防止、発生時の初動対応の強化に向けた取り組みを進めていくことが課題です。このような活動を通じて、山口県内でのデジタルリスクに対する対策を一層強化し、地域とともに新たなイノベーションを創出することが期待されています。
オフィス概要
- - 名称: デジタルデータソリューション株式会社 営業部門西日本営業統括部山口サテライトオフィス
- - 所在地: 〒755-8611 山口県宇部市常盤台2丁目16-1 山口大学常盤キャンパス内ビジネス・インキュベーション棟B209
- - 営業開始日: 2026年5月18日
- - アクセス: JR宇部線「宇部新川駅」からバス利用で約12分、「工学部前」で降車後徒歩3分。タクシー利用なら約15分で到着可能です。
この記事を通じて、地域と企業の連携がより一層深まること、そしてそれが地域経済や産業の発展に寄与することが期待されています。