新たな共同建築事業で住宅の耐震性を向上!
積水ハウス株式会社が業界初の共同建築事業「SI事業」を展開し、木造住宅の耐震性を向上させる取り組みを始めました。この新たな事業は、地震大国である日本において非常に重要な意義を持つものとなります。特に、福岡県では、住宅の耐震性が大きな課題となっており、今後の事業展開が期待されています。
積水ハウスは、創業以来培った技術を最大限に活かし、今回の事業ではパートナー企業の悠悠ホーム株式会社と連携し、2025年の1月から新たなサービスを開始する予定です。この共同建築事業により、今後8社のパートナー企業と共に、質の高い住宅ストックの形成を目指しています。
地震対策が求められる土地
特に福岡県では、過去に最大震度6弱を記録した地震の影響もあり、住宅の耐震化は急務です。報告によると、福岡県内には約23万戸の住宅が耐震性不足とされており、木造戸建ての耐震化率は78.3%に留まっています。この現状を踏まえ、積水ハウスはSI事業を通じて、耐震性の向上に寄与することを目的としています。
省エネ化と法律改正への対応
また、2025年4月からは住宅の省エネ化が促進され、並行して建築基準法も改正される予定です。改正により構造規定等の審査が省略可能な木造住宅の基準が引き下げられる見通しです。これによって、建設業界はさらなる対応が求められています。高齢化が進む従業員の問題もここに付随し、2025年問題への対応も急務となっています。
SI事業の構造と強み
「SI事業」では、積水ハウスが耐震面における基礎や接合部を担当し、積水ハウスグループの建設部門が高精度な施工を行います。この構造により、お客様と契約するのはパートナー企業ですが、保証やアフターサービスも同様に提供されます。
この事業の大きな特徴は、パートナー企業が提供する外装や内装の独自性と、積水ハウスの施工技術を融合させ、地域特性に応じた提案を行う点です。積水ハウスが提供するのは、基礎や躯体の完成度の高さに加え、商標の提供や全邸で行う許容応力度計算など、技術的なサポートも含まれています。
地域密着型の顧客サポート
地域の特性を活かした顧客対応が行えるのは、パートナー企業の強みでもあります。悠悠ホームが持つ「家族の健康を守る家づくり」の理念を徹底的に活かしつつ、地域に根差したサービスを提供していくことが期待されています。これにより、ただの住宅提供に止まらず、家族の健康をも考慮した高度な安全性と快適さを実現する住宅を作り上げていくのです。
新たな価値の創造
積水ハウスと悠悠ホームが三位一体となり、新たな住宅の価値と安全性を追求していくことにより、県内外での住宅ストック形成がより一層進むでしょう。顧客にとっては、安全で安心な住環境が整備される apenas でなく、地域社会全体としても益を享受できる取り組みになると考えられています。
積水ハウスがこの新たな共同建築事業を通じて、今後どのような成果を上げていくのか、注目が集まります。