着衣泳体験会
2022-07-26 10:00:08
大阪YMCAが実施した着衣泳体験会で安全意識を啓発
大阪YMCAが実施した水難事故防止イベント
2023年7月21日と22日の二日間、大阪YMCAは着衣泳体験会を行いました。このイベントは、夏の水辺でのレジャーシーズンに向けて、特に子どもたちを水難事故から守る目的で開催されました。昨今のコロナウイルスの影響が緩和された今、多くの家庭が川や海に出かける時期に差し掛かり、水難事故のリスクが懸念されます。実際、令和3年の夏季には全国で560名以上が水難事故に遭ったというデータもあります。
水難事故に対する危機意識の重要性
この体験会は、NPO法人AQUAKids safety projectと連携し、水難事故を減らすために開催されました。大阪YMCAは、6月から8月にかけて「ウォーターセーフティーキャンペーン」を実施しており、その一環として、この着衣泳体験が行われました。プールに入る際には実際に衣服を着た状態で水に入るという体験を通じ、身動きが取りづらくなることを実感してもらいました。
講義とクイズで学ぶ水難事故の防止
体験会の始まりは、夏季に多発する水難事故に関する啓発講座でした。参加者は、クイズ形式で「水難事故の救助方法」や「普段よくある誤解」、「水遊びの際に確認すべきポイント」について学びました。このようなファシリテーションが、家庭内や友人間での水難事故に対する意識を高める効果があります。
現実的なシミュレーション
講義の後、実際にプールに入り、着衣時の動きづらさや水難事故における対応方法を学びました。参加した子どもたちは、初めての体験に戸惑いながらも、事故発生時の対応としてペットボトルやライフジャケットを用いた浮遊体験を行いました。これにより、どう対処すべきかをリアルに体感できたのです。
水上安全プログラムの重要性
大阪YMCAは毎年6月から9月にかけて、子どもたちのための水上安全教育プログラムを実施しています。また、普及活動としてウォーターセーフティーハンドブックを配布し、水の事故についての情報提供や一次救命処置の方法なども教育しています。
AQUAKids safety projectとは
このプロジェクトは、2019年に始まり、流されたサンダルやおもちゃを追うことで起こる事故の防止を目指しています。生活の中で子どもがどのように安全に過ごせるかを啓発しており、活動内容にはライフジャケットの体験会や、子どもへのAEDの基本講座などがあります。
おわりに
大阪YMCAのこの取り組みは、多くの家庭にとって非常に重要な意義を持つ活動です。子どもたちが水辺で安全に楽しむためには、適切な知識と体験が欠かせません。これからも、水難事故の防止に向けた更なる取り組みが期待されます。
会社情報
- 会社名
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公益財団法人 大阪YMCA
- 住所
- 大阪府大阪市西区土佐堀1-5-6
- 電話番号
-
06-6441-0894