「熟成地焼き製法」でうなぎの常識を変える！創業100年熊本老舗鰻屋「徳永北」が新会社設立

創業100年の老舗鰻屋が挑む、うなぎの未来

熊本県で100年続く老舗鰻屋「徳永北」が、新たな挑戦として「株式会社うなぎのぼり」を設立しました。同社は、4年の歳月をかけて開発した「熟成地焼き製法」によって、うなぎの美味しさをさらに進化させようとしています。

「徳永北」は、大正11年創業以来、地域の人々に愛され続けてきた老舗鰻店です。年間10万人が訪れる人気店として、伝統を守りながらも、時代の変化に合わせて進化を続けてきました。2021年には、新店舗「京町茶寮徳永」をオープンし、鰻だけでなく、パティスリーやレストランも併設するなど、多角的な展開を見せています。

「熟成地焼き製法」とは？

「熟成地焼き製法」は、うなぎの捌き、蒸し、素焼き、蒲焼の工程において、伝統と技術とテクノロジーを融合させた革新的な製法です。特に、素焼きの工程では、独自技術によって一定期間熟成させることで、旨みが凝縮され、より深い味わいが生まれます。

この製法によって、生から焼くよりも、より美味しく、香ばしい鰻の蒲焼を実現しました。外は香ばしく、中はふっくらと焼き上げられた鰻は、創業当初から継ぎ足しで使用している甘めのタレとの相性も抜群です。

社会貢献への想い

近年、地方におけるうなぎ店の減少が著しい中、「株式会社うなぎのぼり」は「熟成地焼き製法」によって、うなぎ業界に新たな活力を与えたいと考えています。直営店の運営やフランチャイズ事業、卸事業を通じて、より多くの人に「熟成地焼き製法」のうなぎを味わってもらい、うなぎ文化の継承に貢献していくことを目指しています。