健康で長生きするために利き足を見直そう
私たちの生活において、利き足から歩くことは非常に一般的ですが、それが健康に与える影響を考えたことはありますか?
小林篤史氏の著書『健康で長生きしたければ、今すぐ利き足から歩くのはやめなさい』では、利き足の使用が身体のゆがみや様々な不調を引き起こす可能性があることを指摘しています。この本は2025年1月7日に発刊される予定で、医師の石神等氏が監修を務めています。
利き足の影響とは?
「右利き」のように、私たちには無意識に使用する足が存在します。例えば、重いバッグをいつも右肩にかける、傘を左手で持つ、階段を左足から昇るなど、日常生活の中で左右の足の使い方には自然と偏りが生じています。この偏りが長い時間を通じて蓄積され、身体にゆがみをもたらし、それが腰痛や膝の痛み、肩こりなど、さまざまな不調につながるのです。
著者は、これらのゆがみを改善するための具体的な方法を提案しています。まずは利き足から歩き出すことをやめ、左右の足をバランスよく使うことを意識しましょう。この小さな変化が、身体の内外のバランスを整える大きな一歩になるのです。
「逆足スタート」でゆがみリセット
本書では「逆足スタート」という新しい歩き方を紹介しています。普段とは違う足から歩き始めることで、筋肉の使い方が変わり、偏りがリセットされるのです。信号待ちなど立ち姿勢の際、意識して逆足に重心をかけてみてください。このシンプルな習慣が、身体の不調を軽減し、心の健康にも寄与します。
カラダの使い方のクセを見直そう
私たちの体には、無意識のうちに築いた「クセ」があります。例えば、片側の顎だけを使って噛むことも、顔をアンバランスにする要因となります。これに気をつけ、日常的に両側をバランスよく使う意識を持つことで、身体への負担を減らすことができます。
利き足チェックで自分を知る
本書には、簡単に利き足をチェックできるテストもいくつか収録されています。階段を降りる際に自然と出る足が利き足です。このテストを参考にし、自分の利き足を知ることから始めてみましょう。
おわりに
本書の著者である小林篤史氏は、25年以上に渡って多くの人々の身体を見てきた整体師です。彼のアプローチには、ただ単に身体を整えるだけでなく、心と身体の両方を健康にするための知識が詰まっています。利き足から歩くことをやめるだけで、驚くほど身体の調子が改善される可能性があります。これからも健康で長生きするために、日常生活の中で小さな工夫を続けていきましょう。