鮭川村と東日印刷の地域おこし提携
山形県の鮭川村が、東日印刷株式会社と手を組んで地域おこしの取り組みをスタートさせました。この提携の一環として、10月10日から24日までの間、TONICHI本社の社員食堂にて「復興支援 秋の味覚フェア」が開催されます。このイベントは、7月に発生した豪雨で大きな被害を受けた鮭川村の復興支援を目的としており、村の特産品や美味しい料理を通じて地域の魅力を広めることを目指しています。
地域おこしの背景
鮭川村は、その名の由来となっている清流「鮭川」に恵まれ、自然に囲まれた美しい場所です。しかし、記録的な豪雨により甚大な被害を受けてしまいました。そんな中、東日印刷は鮭川村を支援するための具体的な行動を起こしました。テレビやCMのロケ地として村を紹介し、特産品のネット通販を通じて販路を拡大することを計画しています。
秋の味覚フェアの内容
このフェアでは、鮭川村直送の新鮮なキノコをふんだんに使った特製メニューが楽しめます。メニューの監修には地元の生産者が関わり、村の「地元の味」を再現しています。具体的なメニュー内容は以下の通りです。
鮭川村セットA
- - 釜めし風キノコご飯:地域特産のブナシメジや舞茸を茶飯と一緒に炊き込んだ、香り豊かな一品。
- - 芋汁:ジャガイモや様々な具材が入った、山形の郷土料理として親しまれる具だくさんのスープ。
- - 揚げ出し豆腐ナメコあんかけ:揚げ出し豆腐にナメコの和風あんをたっぷりかけた、優しい味わいの一品。
鮭川村セットB
- - キノコそば:新鮮なシイタケや舞茸を贅沢に使って仕上げた、キノコの風味が楽しめるそば。
- - 天ぷらの盛り合わせ:幻のキノコ「ヤマブシタケ」を含む、多彩な天ぷらの盛り合わせ。
- - ミニ五目ご飯:新米と共に、具材の旨味が詰まった優しい味わいの五目ご飯。
食堂は社外の方も利用可能で、込み合うことが予想されるため、あらかじめ受付で入館手続きをお願いします。食を通じて鮭川村の魅力を体験し、村の復興を応援していただければ嬉しいです。
鮭川村の魅力
鮭川村は、人口約3,800人の小さな村ですが、自然と歴史が融合した美しい環境が整っています。村内には村指定の天然記念物も存在し、秋の紅葉や冬の雪景色など、四季折々の美しさを楽しむことができます。
また、全国でも有数のキノコの産地としても知られ、ナメコやシイタケなどの生産量は県の6割を占めています。地域の農業支援を通じて、鮭川村の特色ある食文化を次世代に伝えていくことにも力を入れているのです。
東日印刷との提携をきっかけに、鮭川村の復興と地域の魅力の再発見が進むことを期待したいです。イベントを通じて、村の素晴らしい味覚や文化に触れ、多くの人々と鮭川村をつなげる機会にしていきたく思います。