エクサウィザーズとLLTが食事管理AIサービスで協力
株式会社エクサウィザーズの子会社、ExaMDがライフログテクノロジー株式会社(LLT)と提携し、新しい食事管理AIサービスの開発に乗り出します。この業務提携において、両社の強みを組み合わせることで、健康・医療分野における課題解決に貢献することを目指します。
提携の背景
最近の報告によれば、日本人の約3人に1人が生活習慣病に罹患しているとのデータがあります。これに加え、高齢化の進行に伴い、食生活が様々な健康問題に深く関与していることも認識されています。このようなコンテクストの中、食事管理の重要性が見直されています。
ExaMDは、ライフログテクノロジーが手がける健康管理アプリ「カロミル」と連携し、食事関連の健康データを活用することで、効果的な食事管理AIサービスを提供する予定です。2025年3月にはサービスを開始する計画です。
食事管理AIサービスの内容
共同開発されるのは「健康・医療領域における独自のAI機能を兼ね備えた食事管理AIサービス」です。このサービスは、スマートフォンや他のデバイスに保存された食事の画像データをAIによって分析し、日常生活における食事の選択に関する情報を提供します。
特に、ExaMDは「AIバイオマーカー」技術を駆使し、健康状態の可視化を行うことが可能です。この技術を通じて、利用者は簡単に自分の食生活と健康リスクを把握できるようになります。LLTはその豊富な食事関連のビッグデータを活用して、新たな知見をもたらすことが期待されています。
今後の展望
ExaMDとLLTの提携は、医療機器業界やヘルスケア、美容、食品業界とのさらなる連携も視野に入れています。AIを通じて健康リスクを検知し、予防や早期発見に向けた取り組みを強化することが目指されています。
ExaMDとLLTの企業情報
ExaMDは、2024年2月に設立された新しい会社で、エクサウィザーズの100%子会社です。健康・医療分野に特化したAI技術の開発に注力しており、認知症などの健康リスクに関する診断支援プログラムを展開しています。LLTは、健康管理アプリ「カロミル」により、個人の食事データを収集・分析するサービスを提供し、企業向けの健康管理ツールも展開しています。
両社は、今後も新たなサービスを共創し、人々の健康を支援する取り組みを推進していくことに意欲を示しています。これにより、日本社会における健康寿命の延伸や医療費の抑制に寄与することが期待されます。