世界遺産「仁徳天皇陵」を巡る堺シティマラソンが新コースで登場！

仁徳天皇陵を駆け抜ける堺シティマラソン

2025年4月29日（火・祝）、大阪府堺市で行われる「堺シティマラソン」が、世界文化遺産に登録された仁徳天皇陵の前を舞台に開催されます。約40年以上の歴史を持つこのイベントは、市民マラソンの先駆けとして多くの参加者に支持されています。

本大会の最大の魅力は、その美しいコースです。仁徳天皇陵の周囲や緑豊かな大仙公園を利用したこのコースは、ランナーにとって走る喜びを体験できる絶好の舞台です。昨年の大会では、約3600人がこの大会に参加し、自己の記録に挑戦しました。

初心者でも参加しやすい距離が設定されているため、マラソンデビューを果たす人々や、親子、さらに3世代で参加する家族連れも多く見られます。また、堺市を離れた人々がゴールデンウイークに帰省する際に、参加を希望するケースもあります。そのため、地域のつながりが感じられるイベントへと成長しています。

今年の大会では、コースが大幅に改良されました。新たに設定された1周2.5kmの完全周回コースは、大仙公園周辺を含み、以前の狭い部分がなくなったことで、より快適に走れるようになっています。これにより、参加者は混雑を気にせず、自分のペースで走ることが可能です。

さらに、10kmの部（第3、4部）では、ICチップを用いたタイム計測が初めて導入されるため、ランナーは正確な走行記録を得ることができるようになります。こうした技術の導入は、競技者や初心者にとっても新たなモチベーションとなるでしょう。

参加申し込み方法

大会の参加申し込みは、公式サイトを通じて行うことが可能です。ウェブから申し込みを希望する方は、4月6日（日）までに手続きを済ませる必要があります。一方、電話やファクスからの申し込みは4月4日（金）が締切となっています。運営は地元の住民や大学生、高校生で構成されており、手作り感あふれる大会運営が特徴です。