不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」の新たな挑戦
2023年9月、東京に本社を構える株式会社NIJINが運営する不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」は、新たに千葉県東金市にリアル教室を設立することを発表しました。これにより、メタバースを中心に展開してきた教育モデルが、オフラインでも展開されることになります。
NIJINアカデミーとは?
「NIJINアカデミー」は、これまでメタバースを活用したオンライン教育の形をとり、約200名の小中学生が入学し、教育の成果を上げてきました。満足度は96%にものぼり、出席認定率も98%という高い実績を誇る学校です。定期的に復学した生徒は80名を超え、学校との連携も積極的に行っています。
新たな千葉県東金校の開校は、特に「学校には戻らないが、リアルの場で学びたい」と考える学生に応える形で実現しました。
新しい学びの場:東金校
開校予定日は2025年4月3日で、月曜日と木曜日の週2回のコースが設けられています。リアル教室の定員は10名とし、少人数制で個々のニーズに応じた指導が行われます。
教室は千葉県東金市八坂台に位置し、特典として入学申込みが4月末までの学生に対して入学金が無料になるキャンペーンも展開されています。
オフラインとオンラインのバランス
新しい千葉県東金校では、毎日10時に登校した子どもたちが、全国の教室やメタバースと繋がりながら多様な学びの形を楽しむことができます。「ホーム体育」などの身体を使った活動、自由進度での学習、ランチタイム、オンライン授業、さらには全国の友達との部活動やサークル活動も楽しめる内容となっています。
さらに、地域の学校とのつながりを深め、進路を選択するための支援を行うことで、子どもたちにとっての『居場所』を提供することを目指しています。
教育のメソッドと目的
NIJINアカデミーは、これまでメタバースで確立した教育メソッドやカリキュラムを、新しいリアル教室でも活かし地域に即した教育活動を展開していきます。これにより、週の半分をメタバースで、残りの半分をリアル教室で学ぶという新しい学び方が可能になります。
特に、発達障害や特性により通常の集団生活が難しいお子さんも、自分に合った学び方で成長する環境が整えられています。
NIJINアカデミーの理念
「教育から国を照らす」という理念を掲げる株式会社NIJINは、教育の仕組み自体を変革していくことで、国全体の教育水準を引き上げることを目指しています。不登校や教員不足、教師の働き方、学校の在り方といった課題に対して、11の仕組みをもって取り組んでいます。
今後の展望
千葉県東金校の開校は、NIJINアカデミーがさらなる成長を遂げるための重要なステップとなります。
これからもNIJINアカデミーは、多様な生徒に対して心地よい学びの場を提供し、全国の子どもたちに希望ある未来を届けていくことでしょう。
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