AI導入のBCP・サイバー訓練ツール「dan-lo」の新シナリオとは
企業のリスクへの備えは、ますます重要性を増しています。特に、サイバー攻撃については発生頻度が高まり、その影響も甚大です。このような背景の中、ニュートン・コンサルティング株式会社が開発したAI搭載のBCP・サイバー訓練ツール「dan-lo」が注目を集めています。最近、その「dan-lo」に新しいシナリオが追加されたことが発表されました。
新シナリオの概要
今回発表された新シナリオは、実際に発生した大手製造業におけるサイバー攻撃事案を基に作成されています。訓練用に特化して構成されており、企業が直面する様々な意思決定を模擬体験できる内容になっています。特に、発生から約2ヶ月後の復旧フェーズにわたる状況を疑似体験することに焦点を当てており、「何を優先し、どの段階でどの判断を下すべきか」という点を重視しています。
シナリオの特徴
新シナリオには、以下のような特徴があります。
1.
圧倒的なリアリティ
実事例に基づいて構築されているため、検知直後の混乱やシステム停止の状況、復旧過程をリアルに再現しています。
2.
三位一体の設問設計
経営、事業、ITの観点からの設問が用意されています。例えば、攻撃者への対応方針や取引先への報告の優先順位といった、部門を横断した合意形成が求められる内容が含まれています。
3.
専門コンサルタントによる解説
各設問にはニュートン・コンサルティングのコンサルタントが提供する解説が付与され、望ましい対応の方向性や判断のポイントが説明されています。
訓練の必要性
かつては、企業のサイバー訓練が短時間の初動確認にとどまることが多かったのですが、今やその先の対策が求められています。サイバー攻撃による影響は長期にわたり、システム停止や取引先への説明責任を求められる場合もあります。この新しいシナリオは、そのような事情を前提に、企業がどのように長期的な意思決定を行っていくべきかを考える材料を提供しています。
今後の展望
「dan-lo」は、今回の新シナリオに加えて、南海トラフ巨大地震や首都直下地震、富士山噴火など多様なリスクに対応したテンプレートも搭載されています。今後も最新の国内外の事例やトレンドを反映し、シナリオの拡充を進めていく予定です。企業のリジリエンス(復元力)を高めるため、積極的に支援を行っています。
まとめ
ニュートン・コンサルティングの「dan-lo」は、リスク管理の視点から企業を支援するために設計されています。新しいシナリオの導入は、企業がサイバー攻撃に対してどのように備えるべきかの貴重な手がかりを提供します。実務に役立つこのツールの活用は、今後の企業活動において欠かせない要素となるでしょう。