細田学園高等学校がDCCで特別賞「ベストストーリーテリング賞」を受賞！

高校ダンス部日本一決定戦での快挙

埼玉県の志木市に位置する細田学園高等学校が、第13回全国高等学校ダンス部選手権（DCC）において特別賞「ベストストーリーテリング賞」を受賞しました。この賞は漢字二文字による作品テーマを評価するもので、細田学園は「星瞬（せいしゅん）」というテーマで見事なパフォーマンスを披露しました。

作品テーマ「星瞬」

細田学園の作品テーマ「星瞬」は、サン＝テグジュペリの名作『星の王子さま』のメッセージを受け継いでいます。「大切なものは目に見えない」という深い意味を込め、仲間と共に過ごすことの尊さや、瞬間が積み重なっていく「かけがえのない時間」を表現しています。彼らのダンスは、友情や絆を星に例え、その姿はまさに青春の光り輝く瞬間でした。

審査員である山崎信夫氏は、作品に対して「独創的で意表を突くセンスが見事。青春という言葉を「星瞬」に置き換えたアイデアには感服した」とコメントしています。このように、作品テーマが持つ意味をしっかりと表現することで、審査員に深い印象を残しました。

「ベストストーリーテリング賞」とは？

「ベストストーリーテリング賞」は、DCCの中で設けられた特別賞で、参加チームは漢字二文字のテーマとその説明文を提出します。昨年から新設されたこの賞は、独創性や表現力を評価する視点から、漢字や言葉の持つ力をダンスで表現することの重要性を再認識させてくれます。両審査員は、ダンスの技術力だけでなく、作品全体の物語性を重視して評価しました。

DCCは全国の高校ダンス部が参加し、ダンスの表現力、技術と独自性を競う全国大会です。多くの生徒たちが自らの才能を発揮し、切磋琢磨する場として成長しています。