ホテルニューアワジ、「バクラク」を活用し業務の効率化を実現
株式会社ホテルニューアワジは、LayerXが提供する業務効率化クラウドサービス「バクラク」を導入しました。この取り組みは、兵庫県淡路島を中心に運営するグループホテル19軒での経理業務の効率化を目指すものです。これにより、毎月約1,200件にも及ぶ請求書や納品書などの書類管理が一層スムーズに行えるようになります。
「バクラク」は、稟議、経費精算、法人カード管理、請求書受取や発行、勤怠管理などをデジタル化し、手作業での入力や紙ベースの管理から開放することを目的としています。また、最先端のAI技術を取り入れ、現場の従業員が本業に専念できる新たな働き方を提案しています。
デジタル時代の効率化
今回の導入によって、ホテルニューアワジでは各拠点の担当者が「バクラク」プラットフォームに必要書類をアップロードするだけで済むようになりました。このシンプルなプロセスにより、本部はリアルタイムで各拠点の書類を閲覧できる環境が整い、迅速な意思決定を実現しています。さらに、権限設定が可能なため、セキュリティ面でも配慮されています。
また、システムにログインせずにメールの本文や添付ファイルを取り込める機能は、現場の社員からも好評を得ています。高精度のAI-OCRによる入力補完も導入され、さらなる効率化が期待されています。加えて、書類はデータベースに保管されるため、必要な情報をサクッと検索することも可能です。
このように、電子帳簿保存の法律に対応するだけではなく、各ホテル間での情報共有が円滑に進む点も導入の意義です。実際に、総務部会計センターの伊達氏は、「バクラクを導入することで、電話やメールでの書類管理の煩雑さを解消できた」と話しています。
企業情報
株式会社ホテルニューアワジは1968年に設立され、以降、淡路島を拠点に、香川、神戸、京都、岡山、滋賀などに19の宿泊施設を展開しています。唯一無二のサービスを提供し続ける同社は、ただの宿泊業にとどまらず、マリーナや高齢者向け施設、再生可能エネルギー発電所の運営も行っています。社員数は約1,752名に達し、その成長は目を見張るものがあります。
「バクラク」は、顧客とのコミュニケーションの中で、メールで送信された請求書を管理しやすくし、バックオフィス業務全体のデジタル化を進めるものです。今後もホテルニューアワジは、効率性の向上を目指すとともに、コンプライアンスの遵守や業務のデジタル化を推進していく方針です。
「働くをラクに、ラクをもっと創造的に」というバクラクのビジョンは、同社の経営方針とも親和性が高く、互いに良い影響を与え合うことでしょう。デジタル化の波に乗りながら、さらなる業務の革新が期待されます。