東京・池袋で楽しむ「白鳥おどり」イベント
2024年9月28日(土)、東京・池袋で「白鳥おどりin池袋」が開催されます。このイベントは、岐阜県郡上の伝統文化である盆踊り「白鳥おどり」を東京のサブカルチャーの聖地で楽しむ機会です。昨年度の「郡上藩江戸蔵祭 in 東京池袋」を引き継ぎ、さらに進化した内容で、地元の交流と地域の活性化を図ります。
盆踊りの魅力、白鳥おどりとは
「白鳥おどり」は、郡上の盆踊り文化の一つで、300年以上の歴史を有します。そのルーツは「拝殿踊り」にさかのぼり、昭和22年に設立された「白鳥おどり保存会」によって、独自の踊りとして整備されました。様々な楽器による音楽が加わった「町おどり」として、30年代には現在の形が完成しました。
この踊りはその多様なステップと参加者を高揚させるリズムから「白鳥マンボ」とも呼ばれ、毎年夏には郡上で徹夜踊りなどのイベントが盛大に行われます。「白鳥おどりin池袋」でも、参加者全員が気軽にこの踊りを体験できるよう、全8曲の演目を用意し、保存会による講習も実施されます。
地域とのつながりを強化
「白鳥おどりin池袋」を企画・運営するのは「オドルキカク株式会社」。彼らは「こころおどる場をつなぐ」を理念に、地域のさまざまなイベントを通じてコミュニティを活性化させることを目指しています。このイベントを通じて、東京と郡上の文化的なつながりを深め、世代を超えた交流を促進します。
昨年度の開催時には、300人以上の参加者が集まり、池袋の街を盛り上げました。今年度も同様の盛り上がりを期待しており、長期的に「白鳥おどり」の開催を継続していくことを目的としています。
具体的なイベント内容
イベントは、池袋の中池袋公園とWACCA IKEBUKUROで行われ、13時から20時まで開催されます。特別企画として白鳥おどりの実施に加え、教室、飲食物販ブース、キッチンカーなども出展します。スケジュールは以下の通りです:
- - 白鳥おどり教室(17:30〜)
- - 白鳥おどり本番(18:00〜20:00)
- - 踊り下駄づくり(13:00〜14:30)
- - 踊り笠づくり(15:00〜16:00)
- - 白鳥おどりトークショー(17:00〜17:30)
このイベントは、雨天決行ですが、荒天の場合は中止となります。詳細な情報は公式のInstagramなどで更新されます。
クラウドファンディングによる支援
「白鳥おどりin池袋」では、クラウドファンディングを利用した支援を募集しています。支援者には郡上の特徴を生かした踊り手ぬぐいや、イベントロゴが刻印された踊り下駄などが返礼品として用意されています。地域資源を活用し、民間企業の支援も得ながら、このイベントを盛り上げていきます。
岐阜文化の新たな発信地
東京で郡上の本格的な白鳥おどりを体験できるこのイベントは、ただ踊るだけでなく、新たなつながりや出会いの場としても期待されています。人々が集い、笑顔で交流することで、さらに大きなコミュニティが育まれることを願っています。岐阜・郡上的な魅力をもっと多くの人に知ってもらうため、このイベントを継続的に行い、地域文化の発信を図っていくことが大切です。
白鳥おどり保存会のメンバーが参加するこの祭りで、皆さんもぜひ一緒に楽しんで、素敵な思い出を作りましょう!