スマホで簡単に圃場管理ができる「レポサク」
エゾウィン株式会社が手掛ける農業DXソフトウェア「レポサク」は、この度、圃場作成機能を全面リニューアルしました。このアップデートにより、農業現場での操作環境が大きく進化しました。スマートフォンやタブレットの対応が加わることで、ユーザーはその場で簡単に圃場の作成や管理を行うことができるようになりました。
リニューアルの背景と目的
これまで「レポサク」は主にパソコンでの操作に特化していましたが、多くのユーザーから「現場でスマホを使って登録したい」といった声や、「手書きでは正確な面積が把握できない」といった課題が寄せられていました。そこで、現場でのスムーズな操作と正確な計測を両立させる新機能が求められていたのです。
新機能の魅力
スマホ・タブレット対応
新たに追加された圃場作成機能では、ユーザーはスマホやタブレットを用いて、現場でそのまま圃場を作成し、編集することが可能になりました。これにより、事務所環境に戻る必要がなく、リアルタイムで情報を更新できます。
圃場作成の多様性
圃場の作成方法も多様化し、以下の3つの方法から選択できるようになりました。
1.
手書きで作成: 自身で手描きして圃場を設計。
2.
筆ポリゴンから作成: 農地の区画情報を読み込み、簡単に圃場を作成。
3.
軌跡から抽出: 様々な農機を用いて畑を走行し、そのデータをもとに圃場を自動で生成。
特に、レポサクに搭載されている高精度GPS技術によって、誤差が約12cmを実現した軌跡データを利用することで、作成される圃場図の正確性が大幅に向上しました。
圃場の柔軟性
機能には「分筆」と「合筆」が追加されており、既存の圃場を2つに分けたり、複数の圃場を1つにまとめたりといった柔軟な再編成が可能です。これにより、作付けの変更や生産計画の見直しにも迅速に対応できます。
その他の機能強化
- - 圃場面積自動算出機能: 圃場図から自動的に面積を算出し、入力を省力化。
- - 豊富なカラーパレット: 35色のカラーパレットを利用して、圃場の色調を美しく視認性を向上。
- - 地図移動機能: 郵便番号や住所を使って、地図上で簡単に移動が可能。
今後の展望
エゾウィンは、「レポサク」の機能強化を進めることで、農業現場の課題解決に寄与し続けるとともに、今後も現場の声を大切にして、さらにユーザビリティの向上を図る方針です。スマート農業の普及を推進し、より便利で高機能なサービスを提供していくことを約束しています。
企業背景
エゾウィン株式会社は、北海道標津町に本社を置き、2019年に設立されました。日本でも有数の酪農地帯に位置しており、地域の農業を支えるために、最新の技術を駆使してサービスを展開しています。2023年には複数の農業関連賞を受賞し、革新的なビジネスモデルを証明しました。
最後に
「レポサク」は、農業のDX化に貢献するツールとして、今後も成長を続けると期待されています。農業現場の働き方改革を進めるためのパートナーとなることを目指し、さらなる進化を遂げるでしょう。