株式会社movが食べログと新たな共闘を開始
最近、株式会社mov(本社:東京都渋谷区)が株式会社カカクコム(以下、カカクコム)との協業を発表しました。この協業の目的は、飲食店のインバウンド集客を支援する新サービス「食べログインバウンドMEO」の提供です。この新しいサービスは、外国人観光客の増加を背景に、飲食店がより効果的に集客できるようにサポートします。
日本のインバウンド事情
最近のデータによると、訪日外国人旅行者の数は急増しています。観光地だけに限らず、都市部の飲食店や地方の飲食店に対する需要が高まっているのです。ただし、外国人観光客にとって、地元の飲食店を探すのは容易ではありません。言語の壁や情報不足がその背景にあります。従って、飲食店が外国人向けの情報を充実させる必要性が高まっています。これが、インバウンドMEO(Map Engine Optimization)の重要性を高める要因となっています。
新サービス「食べログインバウンドMEO」の特徴
このサービスでは、食べログの店舗管理画面から店舗情報を更新することで、その内容がGoogle マップの店舗情報に自動的に反映されます。具体的には、日本語の情報に加え、自動翻訳を用いた外国語の情報も掲載されるため、訪日客がGoogle マップでお店を探す際に、より多くの情報が得られます。
さらに、サービス導入時に食べログの担当者が店舗のヒアリングを行い、情報を基に文章を作成、翻訳を行い、Google ビジネス プロフィールに投稿します。このプロセスにより、最新の情報を常に提供し続けることが可能となります。
加えて、訪日客が来店した際に口コミを投稿しやすくなるための施策も用意されています。QRコード付きの専用店舗ページカードを配布することで、口コミ容易にアクセスできる環境を整えています。また、Google ビジネス プロフィールに紐づくアクセス数や口コミ投稿数を分析したレポートも提供します。これにより、飲食店は自らの集客戦略をさらに強化できるでしょう。
株式会社movのミッション
mov社は「日本のポテンシャルを最大化する」というミッションのもと、インバウンドと店舗支援の両分野で事業を展開しています。インバウンドビジネスメディア「訪日ラボ」を通じて情報発信を行うと同時に、口コミコムによる店舗向け集客支援も手がけています。これにより、多くの企業や自治体のインバウンド対策をサポートし、日本の飲食業界を活性化させることを目指しています。
今後の展望
株式会社movは、今後も地域に根ざした飲食業界のダイナミズムを支えるための新たな取り組みを行っていく予定です。食べログとの協業を皮切りに、さまざまな業種や地域において、インバウンド集客のより強力な支援を行うことを目的としています。「食べログインバウンドMEO」がその第一歩となるでしょう。
まとめ
この新サービスは、日本の飲食店がインバウンド市場において競争力を強化するための大きな力となるでしょう。mov社とカカクコムの共闘は、飲食店の魅力を最大限に引き出し、訪日外国人に対するアプローチを広げる取り組みとなることが期待されます。今後の展開に注目です。