千葉県で生まれた乳飲料、『ミルクの束縛 ミルクコーヒー』が、200万本を超える出荷数を記録し、その勢いが止まりません。古谷乳業が手掛けたこの製品は、面白法人カヤックによるブランド開発やパッケージデザインも注目を集めています。
『ミルクの束縛 ミルクコーヒー』は、2023年10月に発売されたばかりですが、実際には生乳75%を使用し、コーヒーと砂糖のみでシンプルながら味わい深い一品です。そのネーミングは、「ミルクの虜になる」というメッセージを持っており、消費者に新たな楽しみを提供しています。
この商品は、千葉県のファミリーマート限定で販売を開始した後、関東甲信越や静岡エリアへと販路を広げ、さらに埼玉県の森乳業への製造委託を通じ、東北・北陸・中部・関西エリアにも展開を進めています。2025年には本州全域への展開を見込んでいるため、今後の広がりにも期待が寄せられます。
酪農業界は様々な困難に直面していますが、『ミルクの束縛』はその中で特に生乳の美味しさを消費者に届ける役割を果たしており、酪農家へのサポートを意図しています。この商品を通じて、齢139年という長い歴史を持つ古谷乳業は、千葉県の「酪農の発祥の地」として地元の農業を支援しています。生乳はその鮮度が命であり、品質の良さを保ちながら安定した生産が求められています。
また、同社は今後の展開にも意欲を見せており、2024年9月には新しいヨーグルトブランド「物語のあるヨーグルトシリーズ」の販売を予定しています。このシリーズでは、100%生乳を使用した3種のヨーグルトを発売予定で、独特のパッケージデザインとネーミングが特徴です。『姫のひとくち』『冬の入道雲』、そして『ぐうたら蜜バチ』の3つの製品は、消費者に新たな体験を提供し、商品を「食べる絵本」として楽しんでもらおうという思いが込められています。
このように、古谷乳業と面白法人カヤックのコラボレーションは、単に新しい商品を作るだけではなく、地域の活性化や酪農業界の支援という大きな目標を持っています。『ミルクの束縛 ミルクコーヒー』はその第一歩であり、今後の展開にも目が離せません。これからも、生乳の美味しさを多くの人に伝えるため、古谷乳業はさらなる挑戦を心掛け、消費者の期待に応える商品作りを続けていくことでしょう。
【商品概要】
- - 商品名:ミルクの束縛 ミルクコーヒー
- - 内容量:500ml
- - 種類別名称:乳飲料
- - 原材料名:生乳、砂糖、コーヒー
- - 価格:236円(税込)
- - 販売エリア:東北(青森県、秋田県除く)、関東、中部、近畿(兵庫県を除く)
それに伴い、古谷乳業の取り組みや、今後の展望に注目が集まる中、『ミルクの束縛』のファンも増え続けています。これからも地域の産業を支えながら、消費者に愛される製品を届けていく姿勢が、今後の大きな展開へとつながるでしょう。