サンリオと大分県が観光振興で連携協定を締結
2023年12月2日、株式会社サンリオと株式会社サンリオエンターテイメント、さらには大分県が包括連携協定を締結しました。これにより、観光促進や地域活性化に向けた新たな取り組みが期待されています。
協定の目的と参加者
協定は、大分県速見郡にあるテーマパーク「ハーモニーランド」との連携を強化するもので、大分県庁の貴賓室にて締結式が行われました。この場には、大分県の知事である佐藤樹一郎氏、サンリオの社長辻󠄀朋邦氏、サンリオエンターテイメントの社長小巻亜矢氏が出席し、協定書に署名しました。また、かわいらしいハローキティも特別ゲストとして参加し、その愛らしさで会場を和ませました。
地域活性化への期待
この協定の意義は、観光促進だけでなく、地域資源をフル活用した地域の元気づくりにもあります。辻社長は「ハローキティをはじめ、サンリオのキャラクターたちと共に、多くの人に笑顔を届けたい」と意気込みを示しました。一方、小巻社長も「テーマパーク内に限らず、外でもより多くの喜びを提供していきたい」と抱負を述べました。知事の佐藤氏は、これを機に大分県の観光地や地域資源が活性化し、魅力を広く伝えることができるよう期待を寄せています。
具体的な連携事項
新たに結ばれた協定には、以下のような連携事項が盛り込まれています:
1. 健やかな子どもが育つ社会の構築
2. エンタメリゾート化に向けた都市公園の整備・活用
3. インバウンドの誘致強化
4. 女性の活躍推進
5. 芸術文化鑑賞の機会を増やす
6. スポーツによる地域活性化
7. 大学との連携による地域振興
8. SDGsの普及活動
これらの取り組みは、持続可能な地域社会の実現や、地域のさらなる発展を目指すものであり、大分県の観光と地域経済に新たな息吹をもたらすことでしょう。
これからの展望
この協定は、サンリオが持つブランド力やエンタメ要素を地域資源と結びつけることにより、観光客を引き寄せる新たな魅力を生み出すことが期待されています。大分県内の観光地や文化的イベント、さらには地域の特産品やアクティビティと組み合わせることで、さらなる集客や地域活性化が進むでしょう。また、サンリオのファンを中心とした新たな訪問者層が形成され、地域経済にプラスの影響を与えることが予想されます。
このように、サンリオと大分県の連携は単なる観光促進に留まらず、地域の未来を共に築く大きな一歩となるでしょう。