ソフトバンクが開催する若者向け株式分割イベント「ガチ分割カブ」

2025年2月13日、ソフトバンク株式会社は新生活を迎える若者たちに向けた特別なイベント「ガチ分割カブ」を開催します。東京・六本木のスペース六本木で行われるこのイベントは、株式分割と新たな株主優待制度の導入を記念したもので、目玉は半分に割った聖護院かぶの配布。これにより、少額からの株式投資に挑戦しやすく、さらに株主優待としてPayPayマネーライト1,000円分を進呈する制度を知ってもらおうとしています。

株式分割の背景と意義

ソフトバンクは2024年10月1日に1株を10株に分割する株式分割を実施しました。この施策は、個人投資家をより多く呼び込むことを目的としています。特に20〜30代の若者たちを対象としており、彼らが株式投資を簡単に始められるようにするための取り組みです。最近の調査によると、約8割の若者が株式投資先の選定に迷っており、その原因としては知識不足や多くの選択肢に圧倒されていることが挙げられています。

若者たちの投資スタイルについては「安・金・長」の三つのキーワードが重視されています。「安」は少額から投資できること、「金」は配当や株主優待を重視すること、そして「長」は安定した成長を期待できる株への長期保有を望む傾向です。

イベントの詳細と内容

「ガチ分割カブ」イベントは午前11時30分から午後7時まで開催され、当日は参加者全員に、割った聖護院かぶと共にソフトバンク株の魅力を紹介するリーフレットが配布されます。また、SNSでイベントの様子をシェアした人には特典もあり、参加者同士の交流を促し、株式投資への関心を高めます。さらに、残りの聖護院かぶは食品支援を行う「子ども食堂」への寄付が予定されています。

このように、ソフトバンクは株主優待制度の新設を通じて、自社株による投資のメリットを広めることを目指しています。また、株式分割により以前は高額だったソフトバンク株が約2万円程度から購入できるようになります。これにより、より多くの若者が投資を始めやすくなります。