ISBT2028横浜開催のお知らせ
2028年6月4日から8日まで、横浜市にて「国際輸血学会 世界会議2028(ISBT2028)」が開催されることが決定しました。この学会は、世界的な輸血医療の発展を目指す国際輸血学会(ISBT)によって主催され、日本国内での開催は実に19年ぶりのことです。
ISBTは、過去に1960年と1996年に横浜で世界会議を開催しており、当時から日本の輸血医療の実績は高く評価されています。さらに、ISBT2028は一般社団法人日本輸血・細胞治療学会(JSTMCT)との共同開催となっており、国内外の専門家が集まる貴重な機会となります。
横浜の魅力と誘致活動の背景
今回の開催にあたり、横浜市は観光協会(YCVB)やパシフィコ横浜と連携し、日本政府観光局(JNTO)の支援を受けて、誘致活動に全力を注いできました。ロッテルダム(オランダ)やリオデジャネイロ(ブラジル)といった他の都市との激しい競争を経て、横浜が選ばれた理由は数多くあります。
まず、横浜はアクセスの良さが際立っており、海外から訪れる参加者にとっても便利です。また、会場であるパシフィコ横浜周辺には宿泊施設や飲食店が豊富に揃っており、参加者が快適に過ごせる環境が整っています。さらに、これまでの国際会議の開催実績も高く評価され、誘致活動の成功に結びつきました。
大会長のコメント
大会長である佐竹正博氏(日本赤十字社参与)は、ISBT2028の横浜誘致を喜び、「横浜の周辺環境が整っており、多くの参加者が満足できる学会になると確信しています」と述べています。また、ISBTは輸血医療において最も権威のある学会であり、最先端の研究発表が行われることが期待されています。
経済波及効果と市民向けイベント
ISBT2028の開催による経済効果は約30億9千9百万円と見込まれています。国際会議がもたらす経済波及効果は高く評価されており、横浜市としても地域経済の活性化を図る良い機会です。また、会議を契機として市民向けの輸血関連イベントも予定されており、地域との交流が期待されています。
YCVBとパシフィコ横浜は、さらに地域経済への貢献やビジネス機会の拡大に努め、国際会議の誘致活動を進めていく方針です。
まとめ
ISBT2028が横浜で開催されることにより、国内外の医療関係者が一堂に会し、最新の輸血医療について情報 exchangeや討論を行います。医療の未来を探る貴重な機会として、多くの参加者が期待できるイベントになることは間違いありません。横浜での開催が実り豊かなものとなるよう、関係者一同で取り組んでまいります。