世界が認める「鈴 京都宮川筋 hitotose穐-Aki-」のデザイン
京都の高級一棟貸し町家である「鈴 京都宮川筋 hitotose穐-Aki-」が、最新の国際デザインコンペティションである「A' Design Award & Competition 2025」において、Interior Space and Exhibition Design部門で「Silver A' Design Award」を受賞しました。この受賞は、同施設の4つ目の受賞となり、世界中のデザイン界で高い評価を受けています。
A' Design Award & Competitionの概要
A' Design Award & Competitionは、世界中の優れたデザインを選出するための国際的なコンペティションです。約100カ国から多くのデザイナーが参加し、審査には著名な専門家やジャーナリストが関与しています。このコンペティションは、デザインの質を測る重要な指標となっており、受賞作品はプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ、アイアンの5つのランクで評価されます。
「鈴 京都宮川筋 hitotose穐-Aki-」の独自のデザイン
「鈴 京都宮川筋 hitotose穐-Aki-」のデザインは、折原美紀氏が代表を務める株式会社ODOによって手掛けられました。彼女は、日本の古来の美意識である「陰翳礼讃」の考えを基に、宮川町の伝統的な雰囲気を室内に取り入れることを目指しました。客室内には、和紙や柿渋といった日本の伝統的素材や、土や木など自然の素材が使用されています。これにより、現代的なデザインとテクノロジーが融合した新しい宿泊体験が生まれています。
特に印象的なのは、和紙職人のハタノワタル氏が手がけた、和紙を使ったモダンな内装です。客室の壁に施された和紙と土で作られた大きな壁は、宿泊者に温かみのある空間を提供し、柿渋染めの和紙を使ったキッチンや、寝室の特殊加工和紙は、日本の技術と美を感じさせます。また、照明も行燈をイメージしたもので、陰と光のバランスが絶妙に取れています。
hitotoseシリーズの拡大と未来
「hitotose」という名称は、春夏秋冬の四季を象徴する言葉で、受賞した宿の「穐」は「秋」を意味します。今後もhitotoseシリーズは続き、2025年11月には「Rinn KyotoMiyagawacho hitotose -Natsu-(仮)」が開業予定となっています。また、「Rinn Kyoto hitotose -Haru-(仮)」の計画も進行中です。
「鈴 京都宮川筋 hitotose穐-Aki-」は、これまでにRed Dot Design AwardやBLT Built Design Awards、LIVホスピタリティ・デザイン・アワードの3つのデザイン賞を受賞しており、今回のデザイン賞受賞により、さらなる国際的な評価が得られることが期待されます。これに伴い、運営会社である株式会社レアルのビジネス展開にも大きな影響を与えることでしょう。
株式会社レアルの紹介
株式会社レアルは、宿泊運営および不動産事業を展開し、京都市内にはホテルタイプの施設20棟、一棟貸しの町家タイプの施設47棲を含む67棟、394室を開業予定としています。国内においては特に珍しい分散型ホテルオペレーションを取り入れており、今後3年間で最大500室までの拡大を計画しています。京都独自の美を国内外に向けて発信し続けることが企業の重要な使命となっています。
設備情報
- - 施設名: 鈴 京都宮川筋 hitotose 穐-Aki-
- - 所在地: 京都府京都市東山区宮川筋4丁目297番地10
- - アクセス: 京阪電車「祇園四条駅」から徒歩約3分
- - 客室面積: 186m²(2階建て、定員4名)
まとめ
「鈴 京都宮川筋 hitotose穐-Aki-」は、デザインに優れ、文化的価値を持つ宿泊施設として、これからも多くの旅行者に愛され続けることでしょう。今後も新たな作品が評価され、多くの宿泊体験の革新に繋がること期待します。