5月30日の『ごみゼロの日』を機に、株式会社mitorizは消費者のごみ削減に対する意識調査を行いました。この調査によると、全体の74.4%の人々が日常的にごみ削減を意識していることが明らかになりました。特に、年齢が上がるほどその意識は高く、60代以上では81.5%に達しました。具体的には、25歳から39歳の若年層よりも、中高年の方がごみを減らすための取り組みに熱心であることがわかります。
また、有料レジ袋の購入状況についての調査では、83.6%の参加者が「ほとんど買わない」または「まったく買わない」と回答。特に60代以上の54.1%は全く購入しない方が多く、エコバッグ利用の習慣が広がっていることがうかがえます。
ごみ分別に関しては、年代別での顕著な差が確認され、60代以上では36.1%が「表示や素材を確認して正確に分別している」と回答しました。これに対し20代以下は19.1%と、約1.9倍の差があります。この傾向は「ごみを分別する際の意識」や「面倒であまり気にしていない」という思考にも同様の差を見せており、年齢による環境への配慮が違いを生んでいます。
調査でも、最もストレスを感じる要因として「ごみのにおいや虫が気になる」が42.8%を占めており、特に夏場にはこの不快感が家庭にも影響を及ぼしています。また、ネット通販による段ボールや緩衝材がかさむことも26.9%が困っているという結果が出ました。
具体的な取り組みとしては、「マイバッグを持参すること」が73.2%、次いで「食品ロスの削減を努める」が48.6%で続きます。意識高い層は、再利用可能な商品を選ぶことにも取り組んでおり、全体の45.4%がこの行動を実践していました。
面白い結果として、捨てられないものについての調査も実施されています。特に20代以下の回答者からは、「推し活グッズ」が多く挙げられ、年齢層ごとにさまざまなバックグラウンドが影響していることが見えてきました。全開の中、37.0%は「高かったけど着ていない服や靴」を、36.9%は「処分するのが面倒な家具や家電」を挙げています。
このデータは、株式会社mitorizの消費者購買行動データサービス『Point of BuyⓇ』を元にしており、有効回答数は2,998件でした。この調査からはまだまだ多くの家庭において、健康や環境への配慮が意識されていることがわかります。