環境への配慮を追求したフライパン『evercook GREEN』の全貌
生活用品を手掛ける株式会社ドウシシャは、キッチンブランド「evercook」から環境に優しいフライパン『evercook GREEN』を発表しました。7月にはオンラインストアで先行予約を開始し、8月以降には一部の店舗で順次販売が始まります。
開発の背景
2012年に誕生した「evercook」は、長く使いたくなるをテーマに、耐久性と使いやすさを兼ね備えたフライパンを提供してきました。累計で800万枚以上が販売され、多くの支持を集めています。しかし、近年の環境への関心の高まりからPFAS(ピーファス)と呼ばれる有機フッ素化合物への規制が強まっており、フッ素コーティングの使用がますます難しくなっています。これを受けて、2017年からPFASを大幅に削減したフライパンの開発を始め、約8年の研究を経て、ついに『evercook GREEN』が誕生しました。
特徴とは?
革新的な素材を採用
『evercook GREEN』は、フライパンに珍しい素材PEEK(ピーク)を用いることで、PFASを92%カットすることに成功しました。PEEKはさまざまな産業で使用されるスーパーエンジニアリングプラスチックで、優れた耐熱性や耐久性を持ちながらも、食品衛生法の基準を満たしています。
加工技術の難しさ
PEEKをフライパンのコーティングとして使用するためには、特別な技術が必要であり、その実現には大変な努力が伴いました。コーティングがしっかりと密着するように、アルミニウム合金との結合を強化するアンカー構造も採用されています。
長持ちするコーティング
PEEKを使用しているため、特別なお手入れをしなくても、使い始めの性能が長く続くのが特徴です。さらに、コーティング剥がれに対する500日保証がついており、安心して長期間使用できます。
金属製ツールに対応
耐久性の高いコーティングのおかげで、金属製の調理器具を使用することができ、調理の幅が広がります。また、汚れがつきにくく、洗い物が簡単という利点があります。
見た目にもこだわり
環境に配慮したフライパンであることから、色は深みのある落ち着いたグリーンを採用しており、キッチンのインテリアとも調和します。
持続可能な社会への寄付
『evercook GREEN』の売上の一部は、認定NPO法人全国こども食堂支援センター「むすびえ」へ寄付され、子どもたちの健康な成長を支援する取り組みにも寄与しています。
PFASとは?
PFASは有機フッ素化合物の総称で、撥水性や撥油性に優しい特性がありますが、避けられない環境問題としても注目されています。そのため、消費者の関心が高まり、PFASフリーの商品が求められています。『evercook GREEN』は、そのニーズに応える形で開発されました。
製品概要
- - 名称:evercook GREEN玉子焼きフライパン(13×18cm)
- - 型番:EGIFPL13GR
- - 希望価格(税込):4,950円
- - 名称:evercook GREENフライパン(20cm~28cm各種)
- - 型番:EGIFPL20GR、EGIFPL24GR、EGIFPL26GR、EGIFPL28GR
- - 希望価格(税込):4,950円~6,050円
- - 名称:evercook GREENフライパン28cm深型
- - 型番:EGIDPL28GR
- - 希望価格(税込):6,600円
詳細は
evercookの公式サイトをご覧ください。