JAXA研究者とロボット工学の専門家が集う「Sphear」イベント
2025年8月1日、東京都麹町にて、JAXAの研究者やロボット工学の第一人者が集結し、新たなコミュニティ「Sphear」の始動を祝うリアルイベントが開催されます。このイベントは、AIの力で人類の宇宙進出を加速させることを目指し、非常に注目されています。
「Sphear」イベントの概要
このイベントのテーマは「月・火星への道をAIで切り拓く──ロケット・ロボット・月面探査の最前線」として設定され、近未来の宇宙移住に向けた最前線の技術と考え方に焦点が当てられています。参加費は3,000円で、定員は30名。参加希望者は事前に申込を行う必要があります。
イベントは18:45に開場し、19:00からの開始となります。プログラムは以下のように進行します。
- - 19:00 - 19:30: SpaceXのロケット構造と革新性について、クーガー株式会社のCEO、石井敦氏が講演。
- - 19:30 - 20:00: 宇宙空間におけるロボットの視覚と判断について、中部大学の藤吉弘亘教授が話します。
- - 20:00 - 20:30: JAXAの山崎雅起氏が月面ローバーの課題について解説。
- - 20:30 - 21:00: 登壇者3名によるパネルディスカッション。
- - 21:00 - 21:30: 懇親会。軽食とドリンクが提供され、参加者同士のネットワーキングが行われます。
登壇者の紹介
山崎 雅起
JAXA 宇宙探査イノベーションハブの主任研究開発員で、過去には東芝やホンダでの経験も持つ彼は、月面探査やロボティクスの実用研究を行ってきました。
藤吉 弘亘
中部大学の教授であり、コンピュータービジョン分野での第一人者。彼はカーネギーメロン大学のロボット研究所での研究経験があり、数々の受賞歴を持っています。
石井 敦
クーガー株式会社のCEO。バーチャルヒューマンエージェント「レイチェル」の開発者として知られ、AI分野における豊富な知識と経験を持っています。
なぜ、今「宇宙 × AI」なのか?
現在、月面基地の建設や宇宙旅行の商用化、火星探査ミッションが現実のものとなりつつあります。こうした情勢において、AIは人類の次なるフロンティアにおいて重要な役割を担います。極限の環境や遠隔操作、制約された資源の中で、AIはロケットやロボットの自律制御を実現し、問題解決のための新たな手法を提供します。
「Sphear」とは何か?
「Sphear」は、宇宙とAIを結びつける新しいコミュニティで、月や火星への移住を目指す技術と思想を探求します。エンジニアやデザイナー、教育者などさまざまなバックグラウンドを持つ人々が集まり、共創を通じて未来の可能性を探ります。
参加対象者
このイベントは、宇宙やAIに興味を持つすべての方にオススメです。特に、宇宙関連のスタートアップや技術に興味がある方、ロボティクスやコンピュータービジョンの分野に携わっている方にとって貴重な機会となるでしょう。興味のある方は、ぜひ参加を検討してください。