庄原実業高等学校で学ぶ学生たちを対象にした講演
広島県立庄原実業高等学校では、学生の理解を深めるため、重要なテーマを持った講演が行われます。IOBの代表、レムケなつこ氏が「環境、社会、次世代にとっていいオーガニックの秘密」というタイトルで講演を実施し、オーガニックの概念をわかりやすく伝えます。
この講演は、特に「生物生産学科」「食品工学科」「環境工学科」「生活科学科」の1年生を対象としており、これらの学科は、農業と環境の関係について学び、実習を重ねるカリキュラムが組まれています。1年生のうちにオーガニックの基本を触れることで、持続可能な農業についての視野を広げることが期待されます。
講演会の詳細
開催日程
- - 日付: 2023年9月15日 (火)
- - 時間: 15:25 ~ 16:15
- - 対象: 1年生全員(約95名)
この講演は、オーガニックの欧州での定義や、オーガニック農業がもたらす環境及び社会への影響について焦点を当てます。新型コロナウイルスの影響により、講演はオンライン形式で行われ、学生たちが安全に参加できるよう配慮されています。
環境問題を解決するオーガニック
レムケ氏は、オーガニックが現代の農業の持続可能性をどう支えるのかを伝えることを目的にしています。彼女は、2014年の国連の報告書を引用し、農業が直面する環境問題について述べつつ、オーガニックがそれらの課題の解決策である可能性に言及します。オーガニック農業は単なる生産方法にとどまらず、私たちの食の在り方や生活の質、その先の未来にも深く関わるテーマなのです。
オーガニックの影響力
オーガニックな選択がどのように環境や社会にポジティブな影響をもたらすのか、レムケ氏は具体的なデータとともに学生たちに伝えます。最新の研究をもとに、彼女はオーガニックの価値がどのような側面から社会的な利益に貢献するのかを示し、学生たちに新しい視点を与えることを目指します。
また、今後もこのような教育プログラムを通じて、次世代へと知識を伝えていく意義について力説し、多様な意見を交わす場としての役割も果たします。
レムケなつこについて
レムケ氏はドイツに在住し、オーガニック農業の専門家として活躍しています。彼女は、慶應義塾大学経済学部を卒業した後、オーガニックに特化した研究を行い、その後も国際的な立場で知識を広める活動に従事しています。現在は、オーガニックの重要性を広めるために、オンラインスクールや企業研修を行っており、多くの学生や企業に影響を与えている人物です。
講演を通じて、学生たちがオーガニックへの理解を深めるだけでなく、自らの学びにどのように結びつけられるのか、一人ひとりが考える機会となることが期待されています。是非、この貴重な機会をお見逃しなく!