ZENBと伊豆シャボテン動物公園がフードロス削減に挑む
日々の生活で知らず知らずのうちに発生するフードロス。株式会社ZENB JAPAN(ゼンブ ジャパン)と、伊豆シャボテン動物公園(静岡県伊東市)は、この問題に立ち向かう画期的な取り組みを始めました。これにより、普段は捨てられてしまう野菜の種や皮、さやまでを有効活用し、動物たちのおいしいおやつや飼料に変えるプロジェクトがスタートします。
プロジェクトの背景と目的
「自然と人との共生」をテーマにしたこのプロジェクトでは、動物たちの食生活を向上させると同時に、フードロスの削減を目指しています。2024年9月28日(土)から実施されるこのイベントでは、かぼちゃや枝豆を使った「まるごと野菜」を利用し、特別なおやつを動物たちに提供することを計画しています。また、動物ガイドによる飼育員からの解説を通じて、フードロスや野菜の全てを活かす取り組みについても学ぶことができる貴重な機会です。
イベントの内容
プロジェクト第一弾として、参加者は以下の2つのイベントに参加することができます。
1. 動物たちへの特製野菜ケーキの提供
伊豆シャボテン動物公園の飼育員が作った「まるごと野菜ケーキ」を、動物たちにプレゼントするイベントが開催されます。これにより、観客は動物たちのリアルな反応を見ることができるだけでなく、フードロスについての理解を深める機会にもなります。イベントは2024年9月28日(土)から10月27日(日)の土曜・日曜・祝日、毎日14:00より行われます。特定のエリアで実施され、動物たちの健康状態や天候によって変更がある場合もありますのでご注意ください。
2. ちびっ子向けのハロウィンおやつ作り
10月6日(日)から10月27日(日)の期間、子供たちはハロウィンをテーマにしたおやつ作りに参加できます。動物の形をしたおやつを作り、リスザルやワオキツネザルにプレゼントできるこのイベントでは、素材をまるごと活かす大切さを遊びながら学べます。このイベントは毎週日曜日および祝日14:30から行われ、参加料は1個200円で、数に限りがあります。
コラボレーションの背景
今回の取り組みは、著名な料理家である栗原心平さんの協力によって実現しました。栗原さんは「ごちそうさまプロジェクト」を通じて、食を通じた社会課題の解決を目指しています。食材を無駄にせず、地球にやさしい食文化を育むことを願う彼の思いが、このプロジェクトにしっかりと根付いています。彼は「フードロスの問題解決に向けて、皆で新しい食のあり方を考える機会にしたい」と、今回の取り組みに対する期待を寄せています。
ZENBとは?
さまざまな植物を無駄なく使った食を提案するZENBは、健康的で環境にも配慮した食生活の実現を目指しています。野菜や豆、穀物の持つ本来の味を活かした商品群を展開し、動物性原料を使用しない新しい食スタイルを提案しています。
このプロジェクトは、食と環境の両立に向けた一歩といえるでしょう。フードロスを減らすという観点から、多くの人々が参加できる活動を促進し、動物たちと共に学ぶ楽しみを広げていきます。フードロス削減に貢献するこの試み、ぜひ参加してその一翼を担いましょう。