新たな鮮魚流通プラットフォーム構築に向けた八面六臂の挑戦
八面六臂株式会社は、ITと物流を駆使して、鮮魚流通の新たなプラットフォームを構築することを目指しています。この度、同社はピグマリオン2号投資事業有限責任組合、ベクトル、ウインローダーと連携し、合計1.5億円を第三者割当増資によって調達しました。これにより、鮮魚業界に新たな風を吹かせることを目指します。
資金調達の背景
鮮魚はその特性上、規格化が難しく、流通過程での鮮度劣化が大きな課題とされています。八面六臂は、効率的に鮮魚を消費者へ届けるシステムを開発するために、今回の資金調達を行いました。新たにペクトルの西江肇司氏がアドバイザーに就任し、さらなる専門知識とネットワークを活かした事業拡大が期待されています。
事業の概要
八面六臂が提供するプラットフォームサービスは、需要と供給のデータを情報システムで的確に捉え、それに基づいて最適な物流網で鮮魚を届けるというものです。これまでの流通システムは、多段階の専門業者を介するスタイルが主流でしたが、ITの進展によりこの方法を見直す動きが強まっています。八面六臂が目指す新たな流通プラットフォームは、このような背景から生まれました。
さらなる人材強化とシステム開発
今回の資金調達で八面六臂は、新規顧客の開拓を進めながら、組織の人材強化とシステムの開発を進める方針です。これにより、顧客基盤を広げ、鮮度を保ちながら迅速な配達を実現するための設備投資も行う予定です。業界の変革を推進するために、ベンチャーキャピタルからの出資に加え、PR業界のリーディングカンパニーであるベクトル、全国規模の物流ネットワークを持つウインローダーとの連携が大きな力になるでしょう。
割当先の企業概要
ピグマリオン2号投資事業有限責任組合
- - 所在地:東京都中央区
- - 代表者:株式バリュークリエイトの佐藤明氏
Vector Group International Limited
株式会社ウインローダー
八面六臂は今回の増資を機に、鮮魚流通の未来を変える革新的なプラットフォームの整備を進め、失われつつある水産食文化を再生する取り組みを強化していきます。業界を担う企業として、今後の展開に期待が寄せられています。市民に新鮮で質の高い魚を届けることで、地域の食文化に寄与しつつ、持続可能な流通システムの構築を目指します。
このように八面六臂の新たな挑戦は、鮮魚流通業界において重要な意味を持つだけでなく、広く一般社会にも良い影響をもたらすでしょう。今後の進展から目が離せません。