波形評価の未来を切り開く『Waveform insight®』
2023年、東芝情報システム株式会社は、オシロスコープなどで取得した波形データの評価において、AI技術を活用した新たなツール『Waveform insight®』の発表を行った。このツールは異常波形の原因特定だけでなく、その解決策も提案する画期的なアシスト機能を備え、電子部品の開発や評価において大きなパフォーマンス向上が期待されている。
ツールの核となる機能
『Waveform insight®』は、取得した波形データに対し、異常が発生した際、その原因候補を提示し、解決策を明示する能力を有している。この機能は特にLSIや電子機器の開発現場において重要であり、従来は専門技術者の経験則に依存していたプロセスを、AIが支援することで大幅に効率化することができる。
波形データの利点
本ツールは、過去に収集した波形データや異常に対する対応歴を学習し、実際の異常時にはその知見をもとに説明を提供する。このプロセスにより、評価業務の精度とスピードが向上し、品質の均一性の確保や、技術の継承にかかる負担も軽減される。さらに、オシロスコープ以外の波形データ、例えば画像データや数値データにも対応しており、汎用性の高さも特筆すべき点だ。
Waveformシリーズの拡充
『Waveform insight®』は、Waveformシリーズの一環として展開される。シリーズ全体として、評価のための判定だけでなく、その後の説明や助言まで行うことが可能で、製品の機能は日々進化している。これにより、開発者は波形をより詳細に理解しやすくなる。
主な利用ケース
このツールはLSI開発、電子機器開発、さらには基板開発において幅広く活用できる。具体的な利用例としては、アナログ評価における AC波形や電源特性のチェック、高速インターフェースにおける波形品質の確認、さらには技術者教育の一環としての使用も見込まれる。また、センサデータを用いた異常検知用途や、波形ビューワーソフトへの組み込みなど、利用シーンは多岐にわたる。
展示会でのデモ予定
東芝情報システムは、2026年7月に東京ビッグサイトで開催される「第38回ものづくりワールド東京」において、本ツールの動作デモを行う予定であり、多くの技術者や会社関係者の関心を集めることが予想される。参加者は、実際の操作を通じてその能力を体験する機会を持つことができる。
結論
『Waveform insight®』は、AI技術を駆使し、波形データの評価や異常管理に革新をもたらすツールとして、大きな存在感を発揮する。電子機器の品質向上に貢献するこのツールの導入は、今後の電子部品業界において不可欠なものとなるだろう。詳細については、東芝情報システムの公式サイトで確認できる。
お問い合わせ先
東芝情報システム株式会社、技術統括部広報担当までご連絡ください。
電話番号:080-9466-7524
E-mail:
[email protected]
詳細については、
東芝情報システム Webサイトや
Waveform insightのページをご覧ください。