渡慶次氏、環境省の脱炭素検討会に選出
株式会社ゼロボードの代表取締役、渡慶次道隆氏が、環境省主催の「グリーン製品の需要創出等によるバリューチェーン全体の脱炭素に向けた検討会」の委員に選ばれました。この検討会の第1回は5月12日に開催され、会議の模様は環境省のYouTubeチャンネルでライブ配信されます。
環境省の取り組みと検討会の目的
現在、政府は2050年のカーボンニュートラル達成を目指して、温室効果ガスの削減に取り組んでいます。令和7年2月には、日本の地球温暖化対策計画が改訂され、新たな温室効果ガス削減目標が設定されました。また、「GX(グリーントランスフォーメーション)2040ビジョン」と呼ばれる新たな政策が閣議決定され、エネルギー供給と経済成長と脱炭素の同時実現を目指しています。
これらの目標を達成するためには、企業による排出削減の協力が不可欠です。特に、中堅・中小企業の脱炭素関連投資の拡大が求められており、バリューチェーン全体を通じた排出削減、さらにグリーン製品の新たな需要創出が重要な課題として挙げられています。
知見を施策に活かす
ゼロボードは、GHG(温室効果ガス)データプラットフォーマーとしてこれまで数多くの企業と協力し、サプライチェーン全体の脱炭素化の取り組みをサポートしてきました。渡慶次氏がこの検討会に参加することで、ゼロボードの専門知識を施策の提言に活かすことが期待されます。
渡慶次道隆氏のプロフィール
渡慶次氏は、東京大学工学部を卒業し、その後金融業界でのキャリアを積んだ後、エネルギー関連のスタートアップ企業へと転身しました。特に、電力トレーサビリティや環境価値取引のセクターで実績を上げ、脱炭素社会に向けたソリューションに貢献しています。2021年には株式会社ゼロボードを設立し、サステナビリティ経営に関するコンサルティングやデータプラットフォームを提供しています。
さらに、2022年には経済産業省の環境経済室主催で行われた「サプライチェーン全体でのカーボンニュートラルに向けたカーボンフットプリント算定・検証等に関する検討会」の委員も務めており、脱炭素に関する豊富な経験が積まれています。
ゼロボードの取り組み
ゼロボードは、ESG関連データの収集・管理・開示支援を行う総合クラウドソリューションを提供しており、企業がサステナビリティ経営を実現するための支援を行っています。特に、GHG排出量の算定やクラウドサービスの強化に力を入れており、クライアントに対して効果的なツールを提供しています。
加えて、毎月企業向けに脱炭素経営に関するウェビナーを開催しており、最新の動向などについて情報を発信しています。これにより、企業が脱炭素化に向けた具体的なアクションを取れるよう支援しています。
結論
渡慶次道隆氏の環境省検討会への参加は、企業の脱炭素化に向けた取り組みにおいて非常に意義深い一歩となります。ゼロボードが提供する技術や知識が、日本全体の脱炭素化に寄与し、カーボンニュートラルの実現へとつながることが期待されます。