高校生の進路選択
2008-04-18 14:15:52

高校生の進学事情:大学と専門学校の進路選択に見る大きな格差

高校生の進学事情調査:大学と専門学校の進路選択の違い



最近、高校2年生を対象にした進学事情に関する調査が行われ、多くの興味深い結果が明らかになりました。この調査は、大学進学希望者と専門学校進学希望者の間に存在する進路決定の大きな格差に焦点を当てています。まず、全体の約7割の高校生が高3になる前の2年生の3月時点で第1志望校を決定していることが分かりましたが、その中でも大学希望者は80.4%と高い数字である一方、専門学校希望者は47.8%に留まっているのです。このことは、進路選択の段階における意識の違いを如実に表しています。

大学進学希望者の意識



大学・短期大学への進学を希望する学生の多くは、高校2年生の段階で十分に自己の進路について考えているようです。そして、学びたい分野としては「人間・心理・教育・福祉」がトップの選択肢に挙がっており、将来的に人材育成や社会貢献に興味を持っていることが示唆されています。大学進学希望者の意識は進学前からきちんとした目標設定を行うスタイルが定着している様子が見て取れます。

専門学校進学の現状



対照的に、専門学校を希望する高校生の中では、半数以上が具体的な志望校を決められない状況にあります。特に、医療関係を学びたい学生が多いものの、進学先が未決定であることは、進路に対する焦りや選択肢の多さを反映しているかもしれません。専門学校への進学を希望する理由としては、特定の職業に直結した学びを求める傾向が強いとされますが、その結果、大学進学希望者との間に技能・職業適性に対する意識の違いが見受けられます。

地域移動志向



さらに調査では、高校生の進学希望地域にも興味深い傾向が見られました。関東圏や関西圏へ進学を希望する生徒はほとんど地域外に進む意向が示されておらず、地元での進学意欲が高いことが分かります。一方で、甲信越、北陸、四国や中国地方などの高校生の半数以上は、圏外への進学を希望しており、地域による進学に対する考え方の違いが浮き彫りになっています。これにより、地域間の教育資源の充実度や進学制度の違いが進路選択に影響を与えている可能性があります。

まとめ



この調査結果は、高校生の進路選択に関する現状を明らかにしており、大学希望者と専門学校希望者のギャップを浮き彫りにしています。今後より多くの学生が自己の進路に自信を持てるよう、さまざまなサポートが必要とされるでしょう。

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