医療機関向け留守番電話サービスの新提案、SMSでの応答を無償提供

新サービスの登場

2021年8月3日、株式会社ナレッジフローは新たに「留守電SMS」というサービスの提供を開始しました。これは医療機関が受ける電話問い合わせの増加に対応するために設計されたもので、特に電話に出られない際の煩わしさを解消することを目的としています。

留守番電話の課題

「留守番電話」は多くの場面で利用されていますが、実態としては架電側の65%以上が伝言メッセージを残さずに電話を切ってしまうというデータが存在します。この大多数の方が利用しづらいと感じていることから、電話の利便性が損なわれていたのです。この問題を解決するために「留守電SMS」は開発されました。

新しい利用法「留守電SMS」

「留守電SMS」は、留守番電話になった際に架電側の携帯電話にSMSを送信します。これにより、受電側は自社サイトへのリンクを含むメッセージを送信でき、架電側はSMSに返信をすることでメッセージを残すことが可能になります。この仕組みは、従来の留守番電話の「声を録音する」という重荷を軽減し、よりスムーズにコミュニケーションが取れるようにしています。

安価で手軽なシステム

「留守電SMS」は、応答メッセージのSMSが1通あたり15円で、初期費用や月額費用が不要です。また、SMSの返信による伝言メッセージ機能も追加料金なしで利用できるため、高価なIVRシステムを導入する必要がありません。この手軽さが、多くの医療機関にとって大きな魅力となるでしょう。

社会貢献活動としての無償提供

コロナ禍の中、小規模な企業だけでなく多数の医療機関が電話対応に苦慮している状況が報道されています。ナレッジフローでは、この他にも社会貢献の一環として、ワクチン接種を行っている医療機関に対して「留守電SMS」を無償で提供することを決定しました。これにより、電話対応の負担を減らし、より多くの患者への迅速な対応が可能になります。