インクルーシブデザインとは
近年、社会の多様性がますます重視される中、インクルーシブデザインの重要性が増しています。このデザインアプローチは、すべての人が快適に利用できるように設計された空間を目指します。特に現在、2024年から施行される障害者差別解消法の改正により、民間事業者にも「合理的配慮の提供」が義務化されることが決定しています。これにより、多様なユーザーのニーズに応じた公共空間や商業施設の設計が求められる時代が到来しています。
セミナーの概要
そうした背景を受けて、インクルーシブデザインに特化したオンラインセミナーが開催されます。セミナーは10月11日(金)14時から15時にZoomで行われ、誰でも無料で参加可能です。このセミナーでは、利用者の視点からインクルーシブな空間を設計する方法について議論されます。
従来の建築設計は主に設計事務所によるものでしたが、インクルーシブデザインでは利用者の意見を積極的に取り入れることが求められています。これにより、利用者の声が直接設計に反映され、施設完成後も継続的に改善が行われるのです。
参加対象者
このセミナーは、以下のような方々に最適です。
- - 多様なニーズに応じた公共空間設計に取り組む建築設計者
- - インクルーシブな都市環境の創造に関心があるランドスケープアーキテクト
- - 魅力的な不動産プロジェクトの実現を目指す不動産開発者
- - 既存施設のアクセシビリティ向上を考える施設管理者
- - 地域の公共施設やサービスを担当している方
登壇者の紹介
セミナーにはCULUMUの佐藤徹氏が登壇します。彼はデジタルマーケティングのコンサルティングファームで幅広い経験を有し、医療機関やクリニックでの実績も持っています。現在はSDGsやCSRに関するコンサルティングを行い、地域社会への貢献を目指しています。
具体的な取り組み
CULUMUでは、利用者の多様なニーズを反映した共創型のデザインプログラムを提供しており、多様性を強化するための新しいアプローチを模索しています。高齢者や障害者、外国人、さらにはZ世代といったさまざまなユーザーと共に、具体的なデザイン解決策を見出す取り組みです。現代のユニバーサルデザインは、見た目のデザインだけでなく、利用者の心理的な満足感や快適さをも視野に入れる必要があります。
未来の展望
2024年から施行される法律改正によっても、民間の公共スペース設計にはより高い配慮が求められるようになります。社会的な環境の変化に伴い、より包括的な設計哲学が必要とされるため、CULUMUのようなインクルーシブデザインスタジオの役割は今後ますます大きくなることでしょう。これまでの設計プロセスを変革し、全ての人々が利用可能な空間私たちの周りに取り込むことが期待されています。
セミナーの詳細や参加申し込みは
CULUMUの公式サイトをご確認ください。多様な視点を取り入れた新しい設計理念に触れてみる良い機会です。