わらび座創立75周年を祝う新作ミュージカルの誕生!
2026年5月より、秋田県仙北市にあるあきた芸術村のわらび劇場で、特別なミュージカル『黒紙の魔術師と白銀の龍』が上演されることが決定しました。この作品は、2021年に第62回講談社児童文学新人賞を受賞した鳥美山貴子氏の傑作を原作としており、たっぷり7か月間にわたるロングラン公演が予定されています。公演は2026年11月22日までの約100回の予定で、毎年多くの修学旅行生や観光客が訪れるこの劇場が、多彩な舞台表現を通じて観客に感動を届けることを目指しています。
知られざる物語の世界
『黒紙の魔術師と白銀の龍』は、主人公の悠馬が不思議な体験をする物語。大きな黒いとかげが実は折り紙に変わり、彼の冒険が始まります。「好きなことにまっすぐで、何が悪いんだよ!」というセリフからも、勇気を持って生きる大切さが伝わってきます。命を宿した折り紙の生き物たちとともに、悠馬はさまざまな出会いや冒険を通じて成長していく様子が描かれています。
フィギュアシアターとしての挑戦
特筆すべきは、この作品が「フィギュアシアター」として制作されることです。フィギュアシアターとは、役者だけでなく人形やオブジェクトも舞台上で等位に扱い、自由な表現を可能にする新しいスタイルの舞台芸術です。これまでのわらび座のミュージカルとは異なり、折り紙が生き物のように動き出す魔法のような世界観を、音楽や光と共に表現することに挑戦しています。
豪華なクリエイター陣
多くの有名作品の脚本を手掛けてきた高橋亜子氏が脚本を担当し、演出はわらび劇場の芸術監督である栗城宏氏が務めます。また、音楽には八幡茂氏、振付には新海絵理子氏、美術には宮本博司氏が参加し、映像制作はムーチョ村松氏が担います。彼らの手により、圧倒的な独創性と魅力あふれる舞台が生まれることでしょう。
観客との出会いを大切に
わらび劇場が掲げるミッションは「生活に感動を、いのちに芸術を」。この公演も、観客が文化に出会い、自分を見つめ直す契機となることを願って制作されています。2026年には創立75周年を迎え、さらに多くの作品が皆様を待っています。興味ない方も、ぜひこの機会に秋田のわらび座を訪れてみてください。新しい感動との出会いが待っています。
公演詳細
- - タイトル: 新作フィギュアシアター『黒紙の魔術師と白銀の龍』
- - 公演期間: 2026年5月5日(火・祝)~11月22日(日)
- - 会場: あきた芸術村・わらび劇場(秋田県仙北市)
- - チケット販売開始日: 2026年3月5日(木)
新たなる挑戦が、どのように響き渡るのか。ぜひご期待ください。