スタメングループ、ARR30億円突破を発表
株式会社スタメンが、2023年に同社グループが展開するSaaSサービスの年間経常収益(ARR)が合計30億円を超えたことを公表しました。これは、同社のエンゲージメントプラットフォーム「TUNAG」とオンラインコミュニティプラットフォーム「FANTS」の成功を示す大きな節目となります。
スタメンの理念とサービス展開
スタメンは、「一人でも多くの人に、感動を届け、幸せを広める。」という理念のもと、企業や団体の組織課題を解決するためにサービスを提供しています。この理念は、顧客だけでなく、より広い社会への貢献を目指すものであり、同社の成長戦略の中心的な要素です。
同社が提供するTUNAGは、組織のコミュニケーションを促進し、社員のエンゲージメントを高めるためのツールで、特にHR Tech領域での強みを発揮しています。一方FANTSは、オンラインにおけるファンコミュニティの構築と運営を支援し、多種多様なブランドがファンとのつながりを深めることをサポートしています。
ARRの増加の背後にある要因
ARR30億円突破の背景には、継続的な製品機能の拡張や、顧客体験価値の向上を目指したカスタマーサクセスがあるとされています。また、直販およびパートナーを通じた販売チャネルの拡大も、顧客基盤と収益性の増加に寄与しています。特に、売上成長率と営業利益率を同時に向上させる「SaaSの40%ルール」を順守している点が、その健全な収益構造を物語っています。
スタメンのCEOである大西泰平氏は、「我々はこの成長トレンドを維持し、さらに多くの人々に感動と幸せを届けることを約束します」と述べています。この姿勢は、同社が今後も持続的な成長を実現するための活力となることでしょう。
今後の展望
スタメングループは、TUNAGとFANTSの両サービスをさらに進化させ、顧客支援体制の強化を図っていく方針です。顧客との信頼関係を深め、ビジネスの規模をさらに拡大することに注力し、SaaS市場におけるリーダーシップを確立していく考えです。
会社情報
スタメンは2016年に設立され、その後の事業拡大を経て2020年12月に株式上場を果たしました。現在、TUNAGやクラウド型IT資産管理ツール「Watchy」のほか、多様なサービスを展開し、幅広いニーズに対応しています。2025年3月時点で145人の従業員を抱え、さらなる成長を目指し日々邁進しています。
株式コードは「4019」で、公式ウェブサイトからは各サービスの詳細が確認できます:
STMN公式サイト。